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「戦力外」続く香川真司、PAOK監督が言及「カガワの振る舞いには…」

香川真司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

リーグ4試合連続でメンバー外。1月の放出が濃厚に。

 ギリシャ1部PAOKテッサロニキの元日本代表MF香川真司が、厳しい状況に置かれている。

 最近ではリーグ4試合連続でメンバー外に。外国籍選手の問題で、事実上「戦力外」となっている。日本の元エースはスペイン2部レアル・サラゴサでの戦いを選択し、2019-20シーズンのプレーオフで最後の最後に1部昇格を逃したあたりから、コロナ禍も影響し、なかなか上昇気流に乗れずにいる感じだ。

 ギリシャメディア『スフィーナ』はこのほど、「カガワはどうした?」というレポートを掲載。10月3日に行われたOFIクレタ戦(〇3-1)を前にした公式記者会見で、ルーマニア人のラズヴァン・ルチェスク監督が香川について言及したコメントを伝えている。

 指揮官は次のように香川の状況について語っている。

「カガワの振る舞いには何の不満もありません。彼はトレーニングでとても素晴らしい働きをしてくれています、素晴らしい選手です」

 指揮官としては、香川に再びチャンスを与えたいと考えている。とはいえ、「枠」の問題がクリアされるとともに、32歳の日本人アタッカーが助っ人としてのクオリティを発揮することが、公式戦復帰への条件になるというのだ。

 実際には移籍が基本線。一時はメジャーリーグサッカー(MLS)行きも噂されたが、マーケットは閉じてしまった。現在開いているのはブータンなどマイナーな市場しかない。現実的には1月に解禁される、冬の移籍市場での放出が確実視される。

 2021年1月に1年半契約でPAOK入りした香川は、新シーズンこれまでリーグ1試合、UEFAカンファレンスリーグ予選3試合に出場。国内リーグでは開幕のPASヤニス戦で4-2-3-1のトップ下で先発出場したものの61分で交代し、チームは1-2で敗れた。するとそのあと4試合連続でベンチからも外れている。

 一方、PAOKはリーグ戦4勝1敗で首位に立っている。

 Jリーグ復帰の可能性も出ているが――。香川は再び輝きを放てるのか!?

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[文:サカノワ編集グループ]

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