久保建英、紛争地域を回避。ヨーロッパL次戦は中立地のトルコ開催に決定
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
現地29日開催のビジャレアル対カラバフ、イスタンブールに会場変更。
スペイン1部ビジャレアルCFは10月23日、欧州サッカー連盟(UEFA)のガイドラインに基づき、現地29日18時55分に組まれているヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ(GS)2節のアウェーでのカラバフFK戦が、中立地であるトルコ・イスタンブールのバシャクシェヒル・ファティ・テリム・スタデュムで開催されることが決まったと発表した。
ビジャレアルは22日のEL・GS1節トルコ1部スィヴァス・スポル戦、久保建英の1得点・2アシスト、パコ・アルカセルの2ゴールの活躍などで5-3の勝利を収めていた。
一方、カラバフはアウェーでのマッカビ・テルアビブ戦、0-1で敗れている。
UEFAは10月20日、ナゴルノ・カラバフ地域の緊迫する治安を考慮し、アルメニアとアゼルバイジャン両国のクラブ・代表チームのUEFA主催の国際試合について、当面ホームでの開催を行わないと発表した。ビジャレアル対カラバフ戦は当初、アゼルバイジャンの首都バクー(トフィク・バフラモフ・スタジアム)で組まれていた。しかし、今回の決定を受けて、UEFAはアゼルバイジャンサッカー連盟とカラバフは、中立地での実施に向けて調整していた。
すでにカラバフは9月17日のELプレーオフ、モルデFK戦を同じく中立地のキプロスで開催している。
ナゴルノ・カラバフ地域では9月下旬に紛争が再燃。現地の報道によると、ロシアのプーチン大統領は5000人近い死者が出ているようだと報告している。
まずビジャレアルは今週末10月25日(日本時間26日0:00)にスペイン1部リーグ、カディスCFとアウェーで対戦する。久保は前節バレンシアCF戦(〇2-1)に出された2枚目のイエローカードとレッドカードが取り消され、この試合にエントリーできることになっている。
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[文:サカノワ編集グループ]