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香川真司のいないサラゴサは「怖くない」。迫力不足の攻撃陣、ファンの反応は…

香川真司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

直近のサバデル戦はスコアレスドロー。一方、自身の移籍の“噂”も次第に聞かれず…。

 スペイン2部のレアル・サラゴサを退団してフリーになっている元日本代表MF香川真司だが、新チームへの加入はまだ決定に至っていない。スペイン国内でのプレーを優先していると言われるが、最近はそうした“噂”もあまり出てこなくなった。

 そうしたなかサラゴサは直近10月25日のCEサバデル戦をスコアレスドローで終えた。リーグ戦は6試合を終えて、2勝2分2敗(7得点・5失点)で暫定14位。すでに8試合を終えているチームも多いため、そこまで焦る必要はまだないかもしれないが、上位に向かうための踏ん張りどころに位置していると言える。

 スペインメディア『マルカ』は、「サラゴサは怖くない」と攻撃面の迫力不足を指摘するレポートを掲載。香川真司と契約を解除したうえで、EUの外国籍選手枠で採用した22歳のブラジル人アタッカーのライー・ナシメントはまだ1試合・5分間の出場に止まり、レンタルから復帰したジョージア代表FWギオルギ・パプナシュヴィリも2試合・34分の出場機会でノーゴールに終わっている。

 ブラジル人アタッカーを選択し、香川を放出したことを考えると、「チームから伝わってくるのはネガティブな面ばかり」と現状を悲観している。

 SNSでは、むしろサラゴサよりも他クラブのファンやサポーターから「香川のいないサラゴサはそこまで脅威ではない」といった投稿が多く見られる。

 31歳の日本代表MFはスペインでのプレー継続を希望。しかしスペイン2部リーグはEU外の外国籍選手枠が「2枠」しかなく(1部は3枠)、すでに強化の対象から外れてしまっているようでもある。

 これまでのところ、香川サイドは、中東、ギリシャ1部のPAOKテッサロニキ、ドイツ2部のハンブルガーSVからのオファーを断っていると言われる。またスペイン2部ではサバデル、CDテネリフェ、アルバセテ・バロンピエ、さらにイタリア・セリエBのブレシア・カルチョ、Jリーグのクラブが興味を示していると伝えられる。またブラジルのボタフォゴFRのファンが、獲得キャンペーンを展開している。

 香川としても、あまり時間は無駄にしたくないだろう。そろそろ……正式発表もあるか!? 

注目記事:アルバセテが香川真司の獲得検討!イニエスタの出身地。テネリフェ、サバデルの3チームから決定か?

[文:サカノワ編集グループ]

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