久保建英、週末レアル・マドリード戦!“来季後”見据えるジダン監督の前でインパクトを残せるか
レアル・マドリードのジダン監督(左)、日本代表での久保建英(右)。(C)Audi Cup 2019 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ビジャレアルは暫定2位、ミッドウィークにはELも控える。
[スペイン1部] ビジャレアル – レアル・マドリード/2020年11月21日(日本時間22日0:15)/エスタディオ・デ・ラ・セラミカ
スペイン1部リーグで現在暫定2位につけるビジャレアルCFが今週末、昨季王者のレアル・マドリードと対戦する。レアル・マドリードからビジャレアルに期限付き移籍中の日本代表MF久保建英は、ジネディーヌ・ジダン監督の前で、出場機会を得るとともにインパクトを残すことができるか。
ビジャレアルは現在リーグ5勝3分1敗の勝点18で暫定2位。暫定首位のレアル・ソシエダとは勝点2差である。
久保はスペイン国内リーグでは全9試合に出場中だが、先発は1試合のみである。この試合のあとのミッドウィークの26日(日本時間27日)に、ヨーロッパリーグ(EL)のマッカビ・テルアビブとのアウェーゲームを控える。マッカビ・テルアビブ戦は勝てば決勝トーナメント進出が確定する一戦で、久保の先発起用が予想される。スペインリーグでチームはしっかり結果を残しているだけに、久保のベンチスタートは濃厚。ただし、試合途中にチャンスが訪れる可能性は高く、久保を評価するジダン監督の前で進化を遂げた姿を見せられるか。
一方、レアル・マドリードは消化試合が1試合少なく5勝1分2敗の勝点16で暫定4位につける。直近のバレンシアCF戦では新型コロナウイルスの陽性判定を受けたカゼミロとエデン・アザールを欠いたことも影響し、PK3本とオウンゴールとはいえ4失点を喫して敗れている(●1-4)。
カゼミロはビジャレアル戦では復帰予定だ。しかしアザール、もう一人陽性判定を受けたミリトンは欠場の見込み。さらに国際Aマッチ期間にセルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァランも負傷しているだけに、どのような陣容でアウェー戦に臨むのが読めない。
今年6月にRCDマジョルカとの対戦を終えたあと、ジダン監督は何度か決定機を作り出した久保について、「とても良かった。彼がどんな選手であるのか、今日改めて証明してくれました。ただそのパフォーマンスには特段驚いていません。私たちの関心は、さらに先にあります。それは、ここにいる選手たちとどのようになるのか、ということです」と言及。つまり、ジダン監督はレアル・マドリードの一員になった場合、どのような役割を期待できるか――。そのように先を見据えているということだった。
2年前のプレシーズンから実力と可能性を認めてきたジダン監督の前で、19歳のレフティはスケールの増したところを、プレーと結果で示したい――。
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[文:サカノワ編集グループ]