レアルのジダン監督が進退論など批判を一蹴「情熱を持って、あなたはあなた、私は私の仕事を続けましょう」
レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督。(C)Audi Cup 2019
イスコに退団するように伝えた?「いいえ、ありえません」。
[スペイン1部] ビジャレアル 1–1 レアル・マドリード/2020年11月21日/エスタディオ・デ・ラ・セラミカ
スペイン1部リーグ、暫定2位のビジャレアルCFと昨季王者レアル・マドリードの一戦は、ホームチームが多くの主力を欠く白い巨人を押し込んだものの1-1で引き分けた。
レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は試合後の記者会見で試合内容のみならず、今冬放出の噂が報じられたイスコ、そして国内リーグで結果を残せずにいることへの「批判」について問われ、冷静に答えている。
イスコにチームを去るように言ったというのは本当か? そんなストレートな質問に対して指揮官は「いえ、ありえません。密室で何が起きているかは話しません。イスコはマドリードの選手です。彼はここで、私たちと一緒にいますし、それ以外に話す必要はありません」と、こうした話題について、いつも通りに答えている。
国内リーグは2試合勝ち星なし。それに対する批判について、どのように対処するのか? そんな質問にも、ジダン監督は答えている。
「私はいつも同じように熱意を持って、仕事にあたっています。心配はご無用です。あなたはあなたの、私は私の仕事を続けましょう」
そのように指揮官は記者を諭していたそうだ。
カリム・ベンゼマ、セルヒオ・ラモス、カゼミロと多くの主力を欠くなか、好調なビジャレアルにアウェーで引き分けたのは「及第点」と言えるかもしれない。わずか5分間ではあったが、レアル・マドリードからレンタル中の久保建英がインパクトを残したことも、17歳の頃からプレーを見てきたジダン監督からすると、収穫の一つになったはずだ。
レアル・マドリードは暫定リーグ4位。しっかり上位につけているとも言える。そしてミッドウィークの11月25日(日本時間26日5:00)、ヨーロッパチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ5節、インテル・ミラノとアウェーで対戦し、そのあとはホームでのデルポティーボ・アラベス戦を控える。休む間もなく重要な試合が続く。
注目記事:レアルのジダン監督が過密日程に怒り「狂っている」。久保建英のビジャレアルとアウェーゲームに臨む
[文:サカノワ編集グループ]