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サラゴサのファンは「香川真司」をクリスマスプレゼントに望む

香川真司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

一転、3部降格の危機。再契約による復帰も!?

 MF香川真司がスペイン2部レアル・サラゴサと契約を解除し、ちょうど2か月が経った。31歳の日本代表アタッカーはフリーの立場にあり、どのチームとも交渉できるが、この1か月、まったく噂も立っていない。本人はスペインでのプレー続行を希望しているが――。

 そうしたなか“古巣”のサラゴサが厳しい状況に立たされている。リーグ戦は泥沼の11試合勝ち星なし、5連敗中である。ルベン・バラハ前監督が成績不振により解任され、コーチから昇格したイバン・マルティネス暫定監督が務めるものの、まったく状況は改善されずにいる。

 香川との契約を解除して空けたEU外の外国籍選手枠だが、ウルグアイ人FWガブリエル・フェルナンデスは13試合ノーゴール、ブラジル人FWライ・ナシメントは2試合11分の出場にとどまっている。

 そしてサラゴサの地元メディア『エル・デスマルケ』サラゴサ版は11月28日、「クリスマスの特別なプレゼントに香川真司を」と、ファンが今冬にカガワとの再契約を期待するメッセージを特集している。

 サラゴサファンはSNSを通じ、「シンジ、あなたが必要です!」「戻ってきて!」「クリスマスに“ホーム”へ帰ってきて」と、サラゴサに愛着を示す香川を救世主として欲している。

 結局、サラゴサは香川に2021年6月まで契約していた1年分の53万ユーロ(約6500万円)を支払うことになったと言われる(別媒体では20万ユーロ、40万ユーロとも伝えられる)。言い換えると、実質的には、クラブは香川にただお金を支払い続けている状況だ。

 1月の選手登録期間(移籍ウインドー)が開いたあと、サラゴサに何か動きがあるか――。あまり新戦力獲得に向けて芳しくなければ、実際、香川復帰も現実味を帯びてくるか?

 香川に対しては、これまでスペイン国内では、UDログローニョ、CDカステリョン、SDサバデルが獲得を検討していると言われてきたが、噂の段階に止まっている(ログローニョには断りを入れたとも)。またブンデスリーガ2部、イタリアのセリエB、カタール、ロシア、MLS(メジャーリーグサッカー)、Jリーグのクラブも関心を示していると言われる。

 サラゴサは2勝4分8敗で22チーム中20位。日本時間12月3日早朝、CDカステリョンと対戦している。

 新たな風が必要だと昨季限りで退任したビクトール・フェルナンデス氏だが、ファンからは再登板(通算4度目)が期待されている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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