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久保建英はビジャレアル退団へ。エメリ監督「彼に残るのか、去るのか聞いたら…」

ビジャレアルのウナイ・エメリ監督。※「VILLARREAL TV」より

レバンテに勝利を収めたあとの記者会見で。ヘタフェ有力、クラブ間の交渉に委ねられる。

[スペイン1部] ビジャレアル 2-1 レバンテ/2021年1月2日/エスタディオ・デ・ラ・セラミカ

 スペイン1部ビジャレアルCFは2-1でレバンテUD戦に勝利を収めた。3試合連続ベンチで過ごしたビジャレアルの久保建英は、今シーズン初のメンバー外に。ウナイ・エメリ監督は試合後の記者会見でその理由について、久保が退団を示唆したことを明かした。

 ビジャレアルは下部組織から生え抜きのフェルナンド・ニーニョ、スペイン代表ジェラール・モレノのゴールを守り切り、2-1の勝利を収めた。しかし、このレバンテ戦、今季公式戦で初めて久保がメンバーを外れた。スペインメディア『アス』によると、その理由について記者会見で問われたエメリ監督は次のように答えた。

「久保に『チームに残るのか、出ていくのか』と聞いたら、出ていく先を探していると言っていました。であれば、ここにいる選手からメンバーを選ぶだけです。タケの振る舞いは素晴らしく、私たちを助けてくれました。これからも成長していくはずです。ただプレーヤーとしてもっと多くの出場時間を求めていきたいと言っていました。それがメンバーリストに載っていなかった理由です」

 つまりは、この冬、新たにレアル・マドリードに一旦保有権が戻り、レンタル先を探す――ということのようだ。

 そして、その後の記者会見で、指揮官は久保に関して触れていない。

「新型コロナウイルス、選手のケガ、離脱……、そういった出来事に対処し、解決策を探さなければなりません。(ビセンテ)イボーラとコクランの離脱により、問題はより複雑になりました。(エティエンヌ)カプエが新たに加わり、コクランの戦列復帰によって目途は立ちそうです。私たちは何より、今日勝つ必要がありました」

 つまりは現場サイドでは、久保の退団に“ゴーサイン”を出したことになる。あとはクラブ間の判断に委ねるということだ。

 この日の『アス』、『マルカ』も事実上、レアル・マドリード、ビジャレアルは退団を容認していると報じている。移籍先の最有力候補のヘタフェCFも獲得に乗り気であり、あとは条件面が折り合えば――という状況のようだ。

 スペインの冬の移籍ウインドー(選手登録期間)は1月4日から2月1日までとなっている。

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[文:サカノワ編集グループ]