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「まだ飢えている」フランクフルト長谷部誠が契約延長か!結論を出すXデーは…

フランクフルトの長谷部誠。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

今月18日に37歳の誕生日、“引退発言”のヒュッター監督「マコトは奇跡」。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトに所属する36歳の長谷部誠が、契約をあと1年、2021-22シーズンまでさらに更新する可能性が出てきた。

 ドイツのサッカー専門誌『キッカー』電子版の移籍・契約更新のコーナーに長谷部が登場。以前記者会見で「次の夏にマコトはおそらくプロキャリアを終えることになるだろう」と“失言”(その後、長谷部に謝罪。長谷部に依存しないチーム作りも一方で進めなければいけないという趣旨だったと弁解)したアディ・ヒュッター監督だが、最近の記者会見では次のように語った。

「マコトはアイントラハト・フランクフルトにとって、スポーツ面のみならず、人としても、私たちを驚かせる、とても特別な奇跡の存在だ。もちろん次の夏について互いに念頭に置かなければなりません。私は3月に改めて考えなければならないと言いました」

 そのように3月、長谷部の今後について改めて話し合うということのようだ。

 先発復帰後に3戦無敗、2連勝と結果をもたらした。今月18日に37歳の誕生日を迎える長谷部は現役へのこだわりというよりも、一つの信念を貫いているだけだ。

「私はいまだに飢えています。もしも満足してしまったら、それ以上良くはなれないですから」

 まだまだ新しい世界を切り開いていける。ピッチに立つたび、新たな世界が見える。むしろ年齢が重ねることで、開拓できている世界もある。ベンチで過ごす悔しい時間さえも次のチャンスに生かす貴重な糧にしている。確かにその実直さと安定したパフォーマンスは誰にも真似できない“奇跡”とも言え、アイントラハトにとって不可欠な存在になっている。

 一方、「とはいえ、もちろん最後のシーズンになるかもしれない、ということは想像しています」と、長谷部はブンデスリーガ最年長選手としての客観的な視点も持っている。

 また『キッカー』は、フランクフルトはゴーストゲーム(無観客試合)が続いているため、長谷部はあの大観衆の前でもう一度プレーする権利が与えられて当然の選手だと強調する。とはいえ、そんなロマンティックなシナリオの実現は、このプロサッカーの世界では難しいことも承知している、とも付け加えている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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