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内田篤人が在籍したシャルケ、過去最大の危機…どん底最下位で監督解任、選手が不満爆発か

シャルケでの内田篤人。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

希望の星だったフンテラールは負傷でピッチに立てず…。30年ぶりの2部降格が近づく。

 ドイツ・ブンデスリーガの名門シャルケ04がリーグ最下位のどろ沼にハマり、1990-91シーズン以来30年ぶりとなる2部降格の現実味を帯びてきている。遠藤航の2ゴールなど1-5の大敗を喫したVfBシュツットガルト戦翌日の2月28日、クリスティアン・グロス監督、ヨッヘン・シュナイダー・スポーツ・ダイレクターらスタッフ5人の解任が発表された。しかも選手から監督交代を求める“内乱”が起きたという。

 熱狂的なサポーターによって支えられてきたシャルケだが、コロナ禍で無観客試合が続くなか、その強烈な後押しを得られず、これまでわずか1勝6分16敗で勝点9しか稼げずにいる。17位の1.FSVマインツは勝点17、残留圏15位のヘルタ・ベルリンは勝点18。まだチャンスはあるが、V字回復へのきっかけが必要な状況にある。鹿島アントラーズで昨年8月に現役引退した元日本代表DF内田篤人が、2017年まで8シーズンにわたり在籍した間には、DFBカップ優勝、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ベスト4進出などを果たしたドイツであり欧州の名門だ。

 直近のシュツットガルト戦では、コーナーキックからファーサイドでフリーになった遠藤に2点を決められるなど、目を覆いたくなるような拙守で5点を献上。結局、グロス監督がいた2か月の間、1勝しか挙げられなかった。

 このパフォーマンスを受けて、クラブは指揮官解任を決定した。しかも監督交代を求める声がチーム内部の選手たちから噴出したということだ。

 シャルケは公式サイトで「ドルトムント戦(●0-4)とシュツットガルト戦での不甲斐ないパフォーマンスを受けて、決断は避けられないものとなった」と大ナタを振るった理由を説明、今後についてもアナウンスしている。

 クラブは「来季を見据えて」アカデミー(下部組織)のスタッフを、トップチームに登用すると決めた。また「このチームにとっての責務は、今シーズンの残り3分の1、成功を収めるために可能な限りベストを尽くすことです」と決意を示す。

 監督の後任には、シャルケのアカデミーに携わってきたマイク・ビュスケンス氏が候補に挙がる。過去最大と言える危機に瀕するシャルケだが、2018-19シーズンに約34億円の赤字を計上。そこにコロナ禍が追い討ちをかけて負債が膨らみ続けるなど、財政的にも首が回らない厳しい状況にある。

 アヤックスで11試合・7得点と活躍していた37歳のクラース・ヤン・フンテラールが1月に古巣への電撃移籍を決断した。ところがアヤックスでの最後の試合でふくらはぎを傷め、その影響でまだ1試合・10分間のみしか出場できずにいる(そこで再び悪化させてしまった)。

 監督交代劇は最後の賭けであり、この悪循環から脱することができるだろうか。シャルケが長いトンネルの中で怯え、もがき苦しんでいる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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