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ウニオン遠藤渓太が正念場。横浜FMからの完全移籍には「ゴールが必要」、週末はベルリンダービー!

遠藤渓太。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

調子は上向き。地元メディアも「ビッグチャンス」に期待。

[ブンデスリーガ 27節]ウニオン・ベルリン – ヘルタ・ベルリン/2021年4月4日(日本時間5日1:00)/シュタディオン・アン・デア・アルテン・フェルステライ

 J1リーグの横浜F・マリノスからドイツ・ブンデスリーガ1部ウニオン・ベルリンに期限付き移籍しているMF遠藤渓太が正念場に立たされている。シーズン終盤に差し掛かるなか、ウニオン・ベルリンは横浜FMからの買い取りいオプションを行使するかどうか、そろそろ決断の時期に迫っている。現時点ではケガも多く1得点しか決められずにいるが、クラブの期待は大きく、地元メディアは「何よりゴールがほしい」と指摘する。

 遠藤は昨年7月、横浜FMからウニオンへシーズン末まで期限付き移籍。コロナ禍での変則的な日程のなか、負傷の影響で出場機会を思うように得られず。昨年11月に初先発した堂安律のいるアルミニア・ビーレフェルト戦で初ゴールを決めて、チームは5-0大勝。だが遠藤はハムストリングスを傷め、20分での交代を余儀なくされた。

 復帰後はベンチスタートでの途中出場が続く。ただここ最近は1試合の先発を含め3試合連続でピッチに立っていて、次第にコンディションを高めている。リーグ戦は12試合(先発2試合)・1得点。

 ドイツ・ベルリンの地元メディア『B.Z』は3月30日、「遠藤が新たな契約を勝ち取るためにはゴールが必要だ」と題したレポートを掲載。「遠藤は次第に調子を上げている。ウインガーは最近3試合連続でピッチに立っている。しかしレギュラーを勝ち取るには至らずにいる」と現状を伝え、契約の買い取りオプションを勝ち取ることを、クラブも期待していると報じている。

 では、これからどうすればいいか? 遠藤にあと足りないのは「結果=ゴール」だと要求する。最近3試合のうち、先発復帰した1.FCケルン戦は2-1の勝利に貢献した。ただ途中出場したアウェーのビーレフェルト戦(△0-0)、アイントラハト・フランクフルト戦(●2-5)はインパクトを残せなかった。

 同メディアは「その2試合のようなパフォーマンスが続くと厳しい。ダービーのビッグチャンスを逃せば、彼の状況はより追い込まれる」と、今週末に迎えるヘルタ・ベルリンとの“決戦”を重要ポイントに挙げる。

 むしろ、ここで一発決めればヒーローにもなれる。遠藤にとっても、むしろ楽しみな大一番だ。

 ウニオン・ベルリンはこれまでリーグ戦、9勝11分6敗(40得点・32失点)で7位。一方、ヘルタ・ベルリンは6614(31得点・45失点)で14位。

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[文:サカノワ編集グループ]

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