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元アーセナル宮市亮の新天地はドイツ2部、またはJリーグ。ザンクト・パウリで大ケガから復活も退団決定

ザンクト・パウリの宮市亮。(Photo by Oliver Hardt/Bongarts/Getty Images)

時速36キロを記録したスピードスター。出場77試合だが「強烈なインパクトを残し愛された」。

 ドイツメディア『モポ』はこのほど、ドイツ・ブンデスリーガ2部のザンクト・パウリに所属していたFW宮市亮の退団が決定したと報じた。昨年6月にヒザを負傷してから約1年、ついに33節、日本代表の原口元気と室屋成の所属するハノーファー96戦(●1-2)で73分から交代出場して“復活”を遂げた。しかしクラブは今季で満了を迎える契約を更新せず。時速36キロを記録した元アーセナルFCのスピードスターは、一体どこへ向かうのか!?

 宮市は1992年12月14日生まれ、愛知県出身の28歳。183センチ・70キロ。中京大中京高から2011年にアーセン・ヴェンゲル監督の率いていたアーセナルに加入。イングランド・プレミアリーグの名門クラブから、フェイエノールト・ロッテルダム、ボルトン ・ワンダラーズFC、ウィガン・アスレティックFC、FCトゥウェンテにレンタル移籍。そして2015年からザンクト・パウリでプレーしてきた。2020-21シーズンはリーグ1試合の出場に止まったが、ドイツ2部リーグ通算77試合・8得点・9アシストを記録。最後の出場は右サイドバックだった。

 同メディアによると、宮市にはドイツ2部のクラブ、そして日本(Jリーグ)の複数チームから獲得に向けて関心を寄せられているという。ケガが多かったものの、地元では「鮮烈なインパクトを残し、ファンからも愛された」という存在。「相手チームの一員として、ザンクト・パウリのスタジアムに戻ってくるかもしれない」と、生粋のサイドアタッカーの完全復活をむしろ楽しみにしている。

 ザンクト・パウリは今季、13勝8分13敗(51得点・56失点)で10位に終わっている。1部復帰を目標に掲げており、宮市に続く日本人選手の獲得もあり得るか。

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[文:サカノワ編集グループ]

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