【選手採点&レポート│湘南 2-1 鹿島】”スーパーブロック”岡本拓也、90+4分弾の山根視来に最高評価「5」。鹿島は”悪くない”が…
[マン・オブ・ザ・マッチ]山根視来(C大阪)
三竿健斗から鈴木優磨へスルーパスからの崩しは、さすが鹿島と唸らせるゴール。しかし永木の右SB起用は実らず。
[J1 6節]湘南 2-1 鹿島/2018年4月7日/Shonan BMWスタジアム平塚
【MATCH REPORT】開始5分、湘南は岡本の右サイドからのクロスに高山が詰めて、犬飼のオウンゴールを誘う。だがその直後、三竿健の距離のあるスルーパスを鈴木が正確なトラップから沈めて同点に。その後は鹿島ペースで試合が進んだものの、湘南の守備陣が体を張って阻止し続ける。迎えたアディショナルタイム、湘南の岡本がレアンドロのシュートをブロック! そして90+4分のラストプレー、最終ラインから駆け上がった山根が豪快にシュートを突き刺し、湘南が2-1で劇的勝利を収めた。
□湘南ベルマーレ
SHONAN BELLMARE
【選手採点】
先発
GK
1 秋元陽太 4
DF
13 山根視来 5
4 アンドレ・バイア 4
8 大野和成 4
MF
6 石川俊輝 4
29 杉岡大暉 4
2 菊地俊介 3(HT ▽)
18 松田天馬 2(62分▽)
36 高山 薫 3
FW
9 イ・ジョンヒョプ 2(90+1分▽)
交代出場
MF
11 高橋諒 3(HT▲)
FW
7 梅崎 司 3(62分▲)
MF
14 端戸 仁 ―(90+1分▲)
【採点理由】ラストプレーで渾身のシュートを突き刺した山根が文句なしのMOMで最高評価の「5」。直前にレアンドロに詰められたゴール前の絶体絶命のシーンで体を張ってシュートを止めた岡本(全員から祝福された)も同じく最高点をつけた。守備陣はオール4以上。一方、なかなかチャンスを作れなかったアタッカー陣はやや低めにしたが、全員で掴んだ大きな勝利だった。
□鹿島アントラーズ
KASHIMA ANTLERS
【選手採点】
GK
1 クォン・スンテ 3
DF
22 西 大伍 3(79分▼)
5 植田直通 3
39 犬飼也 3
16 山本脩斗 3
MF
40 小笠原満男 3(86分▼)
20 三竿健斗 4
11 レアンドロ 2
8 土居聖真 2(69分▼)
FW
10 金崎夢生 2
9 鈴木優磨 3
交代出場
MF
30 安部裕葵 3(69分 △)
DF
6 永木亮太 ―(79分△)
MF
14 金森健志 ―(86分△)
【採点理由】シュート数16本対4本と試合の主導権は握っていた。前節の札幌戦などここ最近続いている、決して内容は悪くないが勝ち切れないという展開に。求められたのは結果だっただけに、ビッグチャンスを決め切れなかった金崎、レアンドロは減点に。三竿から鈴木へスルーパスを通した同点弾は、相手の隙を見逃さず冷静に突く鹿島らしい崩しだった。あのシーンのような“冷静さ”と”巧みさ”を常に発揮できるかが今後のテーマか。終盤の永木の右SB起用は実らず……。
【採点基準】サカノワの選手採点は、より分かりやすく通信簿のような5段階評価を採用。評価基準は、5=とても良い、4=良い、3=及第点、2=本来の力を発揮できず、1=大きく期待外れ……。試合結果を重視して、評価にも反映しようと思います。先発メンバーと途中出場の20分以上の出場選手が対象。いつか(もしかするとすぐ!?)、「オール5」達成だ!
文:サカノワ編集グループ