『浦和のナンバー9』武藤雄樹がFC東京戦で復帰へ「体も心も準備はできた」

浦和の武藤雄樹。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

J1リーグ戦の通算200試合出場まで”あと1”。

[J1 5節] 浦和 – FC東京/2019年3月30日/埼玉スタジアム2〇〇2

 浦和レッズのFW武藤雄樹が3月30日のJ1・5節のFC東京戦、今季公式戦初出場に向けてコ調子を上げている。28日のセットプレーの流れでゴールまで狙うカウンターの練習では、圧巻のミドルを叩き込み、集まった多くのサポーターをうならせた。浦和のナンバー9が、リーグ再開後のキーマンとなってきそうだ。

「しっかり練習し、体も心もピッチに立てる準備はできています。あとはピッチに立った時にどんなプレーを見せられるか。1か月ぐらい溜まっていた分を出せたらいいなと思います。もう若手ではないので、しっかりイメージはできています。とにかく自分のプレーをやるだけです」

 浦和のナンバー9は、そのようにFC東京戦に懸ける思いを語った。

 昨年12月9日の天皇杯決勝・ベガルタ仙台戦(〇1-0)から公式戦の出場がない。右足首を痛めて出遅れ、3月上旬に予定していた復帰も再び伸びてしまった。

 4バックか3バックか――。どちらの可能性もありそうだが、武藤がこだわるのは、チームの攻撃のクオリティを上げること。外から見ていて、”流れ”が生まれない前線に課題を感じ取ってきた。

「フォーメーションによって守備のポジショニングも変わってきます。攻撃に関しては、僕自身のできることはそんなに多くなく、いいポジションをとって、ボールを引き出しながら、関係性や距離感を良くしていければ、チームがもう少し上手く回っていくのではないかと思っています。まだみんな納得のいくチームの攻撃ができていないところがあるので、みんなの良さを引き出しながら、少しでも力になれればと思います」

 武藤はそのように自身の役割について語っていた。

 あと1試合出場で、昨季から持ち越されていた「J1リーグ200試合出場」の節目を迎える。武藤は特に浦和のサポーターへの感謝を惜しまない。

「浦和には、たくさん試合に出ている選手が多くいるので、(200試合出場が)すごいことなのか正直よく分からないです。でも200試合。9年目になりますが、特に浦和でコンスタントに試合に出してもらってきました。いろんな人に支えられながらここまで来られたことは、試合になかなか出られない選手もいるなか、幸せなことだと思います。何よりサポーターの方々やいろんな方に応援してもらってきたお陰です。プレーで見せて、恩返ししていけたらと思います」

 周りの良さを引き出し、自身も生かされてきた――そんな武藤らしいコメントだ。30日、果たして埼スタのピッチに立つことができるか。

 200試合出場を達成した際には、浦和レッズ「REX CLUB」会員限定の記念グッズ「武藤・寿司3点セット」がポイント交換で提供される。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

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