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【鹿島】第二の大迫輩出だ!黒崎久志氏がコーチ就任。柳沢氏の辞任を受けて

W杯で活躍する第二の大迫輩出だ! 鹿島のコーチ就任が決定した黒崎久志氏。 (C)SAKANOWA

宇佐美&原口のいたデュッセルドルフでの指導者修行を経て古巣に復帰。

 鹿島アントラーズは6月20日、黒崎久志氏のコーチ就任を発表した。柳沢敦前コーチの辞任を受けての古巣への緊急復帰だ。

 黒崎氏は1968年5月8日生まれの50歳。栃木県鹿沼市出身。

 現役時代は本田(JSL)から、鹿島、京都、神戸、新潟、大宮とJクラブでプレー。J1通算202試合69得点、J2通算104試合30得点を記録している(JSL1部95試合31得点)。日本代表25試合4得点。94年アメリカW杯を目指して「ドーハの悲劇」を味わった日本代表アジア最終予選メンバーの一人。

 指導者として、2004年に鹿島ジュニアユースコーチ、05年に鹿島ユースコーチ、そして08年からアルビレックス新潟のコーチを務め、2010年から12年まで監督を務め、10年に9位、11年に14位に導いた(12年途中に契約解除)。その後、大宮のコーチとしてもJ1残留を果たしている。U-15日本代表コーチ、JFAナショナルトレセンコーチを担当したこともある。

 また昨年12月から4か月、日本サッカー協会(JFA)の指導者海外育成プログラムで、ドイツに武者修行。宇佐美貴史と原口元気がプレーした(原口は黒崎氏と行き違いのタイミングで加入)2部デュッセルドルフを中心に、ブンデスリーガでの練習の指導法などを学んだ。

 鹿島の後輩にあたり、高さと強さを備えたストライカーであることなど共通点も多い大迫勇也のプレーも、ケルンで何度も視察。逆に刺激を受けてきたという。

 今度は鹿島のコーチとして、W杯で日本のエースとして活躍する”第二の大迫”を育てることが期待される。守備のスペシャリスト大岩剛監督とチームを組む。役時代同様正々堂々真っ向勝負を貫く黒崎コーチとともに、鹿島が浮上に向けて、リスタートを切る。

 黒崎氏は次のようにコメントしている。

「今回、クラブからオファーをいただき、スタッフとしては12年ぶりにアントラーズへ戻ってくることになりました。もう一度このチームに携わることができ、大変光栄に思います。常に勝利を求め、鹿島が鹿島であるために監督をサポートし、これまで培った経験を含め、コーチとしての役割を全力で果たしていきたいと思います。アントラーズを愛する皆さん、応援のほど、よろしくお願いします」

【インタビュー】黒崎久志氏が名伯楽フンケル監督から与えられた「日本サッカー界の宿題」

文:サカノワ編集グループ

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