柏、大丈夫か…鹿島戦大敗に「具体策ない」と選手から困惑の声

シーズン開幕時、柏は好調な滑り出しを見せたが…。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

加藤監督の就任後1勝のみ。中断明け連敗で順位を14位に落とす。

[J1 17節]鹿島 6-2 柏/2018年7月22日/カシマサッカースタジアム

 柏レイソルが鹿島アントラーズに6失点する大敗を喫し、これでワールドカップの中断明け2連敗。14位に順位を落とした。加藤望監督の下でまだ1勝しか挙げることができず、指揮官交代が反撃への起爆剤にならずにいる。

 チーム内からは、試合中を含め具体的な対策がなかったことへの戸惑いが聞かれた。鹿島戦後、ある選手からこんな話が聞かれた。

「チームとして、こうしたほうがいい、ああしたほうがいいと、試合後に時間がなかったのもあるが、具体的なものが出ずに終わってしまった。加藤監督からも、ダメージの大きい負け、悔しい負けという話があったが……。練習でそういうところにアプローチしていくと思うが、今のままでは、いい方向に向いていかない」

「より具体的に、例えば失点に対してクロスでやられたときも、もっと最終ラインを下げたほうが良かったのか、そういった具体的な指示が出てこない」

「本当に勝ちに行きたいのか。ただ、走る、戦うだけではなく、攻撃のやり方、イメージの共有が必要。ひとつの失敗に対し、ポジティブなものが今はない。出し手と受け手のイメージがあれば、次につながるが……。パスミスした、トラップミスした、ボールを取られた、カウンターを受けた、抜かれた、それを追うだけで終わってしまっている」

「クリスティアーノが交代されたときの態度に対して、誰でもいいから注意しないと。チームとして良くならない」

 一時は同点に追いついたキム・ボギョンのゴールは鮮やかだった。ただ、比較的目指すサッカーが似ている(ポゼッションとサイドアタックを活かし、状況に応じてカウンターを狙う)鹿島に、その後は時間が経つにつれて圧倒された。前述の言葉にあるように、柏に欠けていた、意図した崩しから攻略された。

 下平隆宏前監督の解任により、コーチから緊急昇格したOBの加藤監督。夏の連戦が続くなか、チーム内で共有すべき何かしらの自身の「形=スタイル」を示せるか。柏がもがき苦しんでいる――。

文:サカノワ編集グループ

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