【鹿島】遠藤康の日毎に増すキャプテンとしての存在感

鹿島アントラーズの遠藤康。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

天津権健戦で値千金アシスト、札幌戦で鮮烈ダイレクトボレー。

[J1 27節] 札幌 0-2 鹿島/2018年9月23日/札幌ドーム

 鹿島アントラーズが北海道コンサドーレ札幌を下して、リーグ4位に浮上。ACL出場圏を射程に捉えた。

 立ち上がりから札幌にボールを持たれるなか、一瞬の隙を見逃さなかった。24分、鈴木優磨から放たれたダイアゴナルに崩す強いクロス。スプリントを発揮した遠藤康が菅大輝の背後を突いてダイレクトボレーで合わせて先制に成功した。

 この鮮烈のゴールで立場は入れ替わる。鹿島はボール奪取から数多くのチャンスを作り出し、48分には鈴木がPKで2点目を奪い、試合巧者ぶりを見せた。終わってみれば、鹿島はシュート数で12本対7本、さらにスプリント数で157回対135回と大きく上回った(走行距離は札幌107.627キロ、鹿島104.675キロ)。

 遠藤は振り返る。

「優磨がとても良いボールをくれて、しっかり決めることができました。(利き足と逆だったが?)合わせるだけでしたから、あれぐらいならば右足は使えます。守備の時間が長くなったが、みんなで頑張って、ボールを奪ったあとにチャンスを作り出せていました。みんなで粘り強く戦えたことが良かったと思います」

 マカオから帰国し、今度は札幌へ――。そんなハードな日程で2連勝。2試合とも先発し、キャプテンマークを左腕に巻いた戦ったのが遠藤だった。

 セルジーニョの先制点をアシストした天津権健戦のあとも、彼はチームを代表する逞しい一言を発していた。

「非常に難しい試合内容になると思っていたが、みんなが勝つために走り続けた結果が、この結果(3-0、2試合トータル5-0)につながりました」

 今季は負傷離脱する期間もあったが、先発した試合では、大岩剛監督からキャプテンマークを託されてきた。そして彼は「鹿島のキャプテンマーク」の重さと責任感を感じ取る一方、それを付けることで力に変えてきた。そして今、期待に応えて『結果』を残している。

「これからずっと連戦になるので、誰が出ても勝てるようにやっていきたい、みんなでやっていきたいと思います」

 遠藤は短い言葉に誓いを込める。

 2007年から鹿島で戦い続けて12シーズン目。30歳になったタフガイは、まさに鹿島を代表する選手としてチームを支え、同時に牽引している。ここからいよいよ、昨季の悔しさを晴らすべく季節――シーズン終盤に突入する。

文:サカノワ編集グループ

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