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【サッカー日本代表】米国戦スタメン予想:4バック案、伊東純也ら攻撃陣の力を最大化、最終ラインもタレント揃う

日本代表のアメリカ代表戦、4-2-3-1のスタメン予想。(C)SAKANOWA

左サイドバックの本職不在。

[親善試合]アメリカ代表 – 日本代表/2025年9月10日8:37(現地9日19:37)/ Lower.com フィールド(米国)

 サッカー日本代表が米国遠征第2戦、地元のアメリカ代表と対戦する。最新のFIFAランキングはアメリカ15位、日本17位。

 日本代表はメキシコ戦から中2日、アメリカ大陸の西海岸から時差3時間ある東部のコロンバスに移動。かなり厳しくイレギュラーな日程での、あと9か月と迫った北中米ワールドカップ(W杯)のホスト国とのアウェーゲームに臨む。

 また堂安律が、金曜日にバイエル・レバークーゼンとの試合を控えているアイントラハト・フランクフルトのチーム事情により離脱している。

 森保監督は先発の大幅な入れ替えを明言。メキシコ戦で足首を傷めたという久保建英、途中交代した板倉滉らはスタメンを回避することになりそうだ。

 タレントを見ると、4バックもあり得る。最終ラインは菅原由勢、関根大輝と4バックの右サイドバックを主戦場とする選手が揃う。また最終予選から“攻撃的ウイングバック”を配置する3-4-2-1を採用してきた森保一監督だが、最近はそこまで効果を発揮せず、特に力のある相手に対しアタッカー陣の最大値を引き出せない課題とも直面している。カタールW杯を目指した一次政権のように、4-2-3-1や4-3-3をメインに、3バックをオプションにするほうが、より脅威になるかもしれない。

 一方、W杯に出場する代表チームでも3バックが増えつつある。まずがっちり組み合うのであれば、ウイングバックにアタッカーではなく守備力のあるタレントを据える、という選択も加えたい。

 また、4バックもあり得ると森保監督は言ってきたが、今回左サイドバックを主戦場とする選手が一人も選ばれていない。長友佑都(FC東京では右SB)、瀬古歩夢、さらには遠藤航あたりが選択肢かもしれない。伊藤洋輝と冨安健洋の復帰が読めないなか、左SBこそ、戦力発掘のチャンスだったかもしれない。

 あくまでもオプションはオプション(補完)であり、三笘らの攻撃を引き出すための最適解を探る作業(ボランチやセンターバックとの連係を含め)は進めたい。

 さらには菅原と関根は、いずれもどちらかといえば攻撃が武器である。カタール・ワールドカップ(W杯)に出場した酒井宏樹の“後継者”となる守備で体を張れるファイタータイプも欲されている。

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 アメリカは直近の韓国代表戦もソン・フンミンの1ゴール・1アシストにより、0-2で落としている。ただシュート数は17本対5本と韓国を大きく上回った。マウリシオ・ポチェッティーノ監督のもと攻撃の迫力が増しつつあるだけに、相手も大幅なメンバー変更が予想されるなかで、日本代表はしっかり対策を立てて臨みたい。