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バイエルンが後半ATに牙を剥く。St.パウリ9連敗…日本代表MF藤田譲瑠チマはインパクトを残せず

バイエルンのルイス・ディアス。(C)Midori IKENOUCHI

伊藤洋輝はベンチ入りも、出場機会を得られず。

[ブンデスリーガ 12節] バイエルン 3-1 ザンクト・パウリ/2025年11月29日/アリアンツ・アレーナ

 ドイツ・ブンデスリーガ12節、FCバイエルン・ミュンヘンが土壇場のルイス・ディアス、二コラ・ジャクソンのゴールでFCザンクト・パウリに3-1の逆転勝利を収め、2位RBライブツィヒとの差を勝点8に広げた。

 開始早々の6分、ヨシュア・キミッヒとコンラッド・ライマーが自陣でボールを収めきれず、奪われた流れからアンドレアス・ホウントンジに決められてしまう。バイエルンは今季最も早い時間での失点となった。

 するとザンクト・パウリは5-3-2のブロックで、完全に自陣を固める。

 それでもバイエルンは44分、ルイス・ディアスがエリア内で倒れ込みながらも機転を利かせてラファエル・ゲレイロにパス。これをゲレイロが蹴り込み、同点に追いついた。

 後半に入り、パウリはさらに守備を固める。すると両チームともに枠内シュートなしのまま、アディショナルタイムに突入した。

 するとホームチームは90+3分、右サイドでボールを受けたキミッヒが左足で鋭いクロスを供給。走り込んだディアスがヘッドで合わせて、ついに逆転に成功した。

 さらに90+8分、カウンターから途中出場のジャクソンが抜け出し、冷静にシュートを沈めた。

 バイエルンはこれでリーグ20試合無敗を継続。一方、パウリは開幕3試合の好スタートから一転、これでリーグ9連敗と苦境が続く。パウリの日本代表MF藤田譲瑠チマはフル出場し、守備に奔走。試合終盤、カウンターからチャンスの起点となったものの、インパクトは残せなかった。

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 バイエルンの伊藤洋輝はベンチ入りしたが、この日は出場機会を得られなかった。