【日本代表】米国戦途中出場の鎌田大地がW杯へ“脱アジア”の大切さ強調「こうしたいいチームから、完全に崩して点を取るのは難しい」
鎌田大地 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「あの簡単にやられすぎた2失点目で終わってしまう。すごくもったいない試合」
[親善試合]アメリカ代表 2–0 日本代表/2025年9月10日8:37(現地9日19:37)/ Lower.com フィールド(米国)
北中米ワールドカップ(W杯)に向けたホスト国での強化試合、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)がアメリカ代表に0-2で敗れた。この遠征は2試合とも攻撃の形を作れず、結局ノーゴールに終わった。
鎌田大地は62分に藤田譲瑠チマと交代出場し、攻撃の起点となって挽回。試合終盤はチームとしてゴールへ迫ったが、無得点に終わってしまった。
鎌田は試合後、『U-NEXT』のフラッシュインタビューで、「立ち上がりは、かなりいい戦いができていましたが、いい時に1失点目を喫して、自分たちで苦しい展開にしてしまいました。2失点目は本当に簡単にやられすぎました。あの2失点目で終わってしまうので、すごくもったいない試合だったと思います」と、特に2失点目を悔やんだ。
「前半はチームとしてやりたいことができて、前からプレスをかけて、いいカウンターもかけられていました。やはり1失点目してからのチームの立て直しで、中(ピッチ内)での声掛けがまだまだ足りなかったりとか、外から見ていても、もっとこうしたほうがいいというのはたくさんあったので、普段出ている選手と異なりそういうところ(ピッチ内での修正)が今日はなかなかできていなかったのかなと思います」
そうしたなかで投入された鎌田は、森保一監督から「チームとしてボールを握る時間が少なかったので、しっかりゲームを落ち着かせる部分と守備でしっかりやってほしい」と声を掛けられたという。
また一方、日本代表がチームとして“アジア癖”から脱することの大切さも強調していた。
「アジア最終予選と違い、こうしたいいチームと戦うと、自分たちが完全に崩して点を取ることは、なかなか難しいと思います。今日もボールを奪ってからチャンスはありましたが、そのようなシーンをもっと増やしていきたいです。チームとして、奪ったあと、もっと早く仕掛けるところを意識しなければいけないと思います」
ヨーロッパ組を含めたフルメンバーでは4試合ノーゴールとなっている。鎌田は「失点しないこと。1失点しても、2失点目をしないこと。前回のW杯ではそれが上手くいっていました。攻撃では攻め込んだあと、もっと簡単にシュートを打ったり、クロスを上げ切ったりなど、やり切ることが大事になると思います」と課題を挙げた。
このあとはクリスタル・パレスFCに戻りプレミアリーグでの戦いが待っている。「求められることをしっかりして、ポジション争いに勝ち、試合に出続けることがすごく大事だと思います」と、日本代表のキーマンは気を引き締めていた。
クリスタル・パレスは9月13日、23時からホームでサンダーランドFCと対戦する。翌日にはリバプールFCがアウェーでバーンリーFCと戦う。
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プレミアリーグは『U-NEXT』が日本で全試合のライブ配信を行っている。