「大宮スーパーボールパーク」実現へ埼玉県の大野知事がRBライプツィヒを現地視察
レッドブルアレーナを訪問した埼玉県の大野知事(右から2人目)。大野知事の公式エックスより
レッドブルがもたらした「世界的なアイデンティティ構築」について、「大変参考になりました」。
埼玉県の大野元裕知事が9月14日、自身のエックス(@oonomotohiro)を更新して、「『大宮スーパー・ボールパーク構想』の加速化に向けて学び」と題して、 9日からドイツを訪問し、RBライプツィヒのホームスタジアムであるレッドブル・アレーナやライプツィヒ市長と対談したことを報告した。
このRBライプツィヒ視察は、今年5月にRB大宮アルディージャのスタッフらの県庁表敬を受けた際、「ドイツの施設を見に来てほしい」と声を掛けられたことから実現したという。
大野知事は「実際に視察させていただき、レッドブルアリーナの取組がスポーツと地域社会が一体となった成功事例であることを実感。ライプツィヒ市長も交えた意見交換では、レッドブルがもたらした地域経済、観光への貢献に加え、街の更なる世界的なアイデンティティの構築につながったというお話を伺い大変参考になりました」(原文のまま掲載)と報告している。
そのうえで埼玉県としては「大宮公園について大宮スーパー・ボールパーク構想を立ち上げ、『試合がある日もない日も楽しめる公園』のコンセプトの実現に取り組んでいます。まずは大宮スーパー・ボールパーク構想の実現に向けて、スポーツ施設を核とした街づくりのノウハウを持つレッドブルと協力体制を築いていきたいと思います」と伝える。スーパー・ボールパーク構想実現へ一気に動き出したようだ。
また大野知事は旧東ドイツ最大の都市であり、統一後に急速に発展を遂げたライプツィヒとの友好関係を築けたことも大きな成果に挙げている。“文武両道”の街として知られるだけに、埼玉県と符合する点も多そうだ。
「今回のドイツ訪問では、同国との友好関係の再確認はもとより、特に経済や教育、スポーツの分野において、県政の課題解決につながる様々な関係づくりができました。訪問の成果を、埼玉県の更なる発展のために生かしていきます」
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ヨーロッパやドイツでは、良い意味で“異端”であるRBライプツィヒ、そしてレッドブルグループだが、時代の変遷もあり、その責任企業の存在がある程度前面に出るスタイルが、埼玉県ではスタンダードになるかもしれない!?