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【ルヴァン杯】準決勝は浦和-C大阪、広島-福岡!アビスパ、今度はベンチのフィールド一人のみでヴィッセルに勝利。90+6分決勝弾、セレッソ山田寛人「みんな勝つ気でずっといた」

伊藤敦樹。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

声出し応援復活のレッズ、伊藤敦樹が2ゴール!

 ルヴァンカップ・プライムステージ(決勝トーナメント)準々決勝第2戦、浦和レッズが名古屋グランパスに3-0(2戦合計4-1)、サンフレッチェ広島が横浜F・マリノスに2-1(同5-2)、アビスパ福岡がヴィッセル神戸に1-0(同3-1)、そしてセレッソ大阪が川崎フロンターレに90+6分の山田寛人弾で2-2に追い付き(同3-3※アウェーゴールでC大阪勝利)、それぞれベスト4にコマを進めた。

 この試合で、コロナ禍以降「声出し応援」が一部で解禁された浦和は、伊藤敦樹の2ゴールと江坂任のトドメの一撃、そして鈴木彩艶を中心とした守備陣が無失点に抑えて、2戦トータル4-1で勝ち上がった。

 広島は開始14分の角田涼太朗の退場劇で数的優位に立つと、そこから反撃を試みる横浜FMのスペースを的確に突き、シュート数でも17本対6本と快勝。ナッシム・ベン・カリファ、野上結貴が決めてみせた。

 第1戦よりさらに人数が少ない、ベンチ入り3人(フィールド1人、GK2人)で臨んだ福岡は、ルキアン弾で神戸に1-0勝利! クラブ史上初のベスト4進出を果たした。

 そしてハイライトはC大阪。川崎の2点リードで迎えた90分に途中出場の加藤陸次樹のゴールで1点差に。アウェーゴールルールで、あと1点奪えれば“逆転”という状況に持ち込んだ90+6分、全員が体を張って、かつ冷静にノーファウルでボールをつないでいき、最後はゴールラインぎりぎりからの西尾隆矢のクロスを同じく交代出場の山田がヘッドでねじ込み、土壇場でひっくり返してみせた。

 山田は試合後のヒーローインタビューで、「めちゃめちゃ嬉しいです。途中から出てやることは決まっていました。本当に最後の最後、隆矢がいいところに折り返してくれたので、あとは決めるだけでした」「今のセレッソの強さ。みんな勝つ気でずっといました。本当にそれがつながって良かったです」と喜びを語った。

 準決勝のカードは、浦和×C大阪、広島×福岡に決まった。

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