【浦和】鹿島との大一番、スコルジャ監督が鈴木優磨&レオ・セアラへの“供給源”になり得る2人にも警戒
浦和のスコルジャ監督。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI
「鹿島のやりたい形を実行させないためには…」
[J1 30節]浦和 – 鹿島/2025年9月20日19:00/埼玉スタジアム
J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が9月18日、オンラインでの取材に応じて、2日後のホームでの鹿島アントラーズ戦に向けて抱負を語った。
首位・京都サンガF.C.と勝点55で並ぶ2位・鹿島と、浦和は8ポイント差の8位。上位陣に食らい付くため、そして終盤戦への爆発力をつけるためにも勝利を手にしたい。様々な展開があったが、これまでリーグ7試合連続ドロー中の決戦とあって、サポーターもホームでの歓喜を欲している。
スコルジャ監督は「ホー ムゲームであること、鹿島戦であることを考えると、相手ゴールにできるだけ近いところでボールを奪って仕掛けたいです」と立ち上がりはハイプレスを掛けていきたいと言い、次のように展望していた。
「早川(友基)はとても技術のあるゴールキーパーで、キム・テヒョンも精度のあるロングのダイアゴナルのボールを持っています。相手のゾーンワン(3分の1に分けた自陣)から鈴木(優磨)やレオ・セアラに向けたボールも入ってくると思います。それに対応することも必要だと思います」
フリーの状態であれば、最終ラインに加えゴールキーパーも、2トップへのボールを狙っていく。そのシンプルな崩しにも、指揮官は警戒していた。
「鹿島は基本的にソリッドな守備ができるチームですが、もちろん彼らも機械ではなくミスも犯します。新潟戦の同点ゴールは濃野(公人)の大きなミスからでした。そういうミスがあれば、もちろん私たちはそこを突いていきたいと思っています」
「鹿島のやりたい形を実行させないためには、鈴木とレオ・セアラをしっかり抑えないといけません。鹿島の攻撃を考えると、この二人がキープレーヤーになってくると思います」
鹿島は鬼木達監督のもと、ボールを保持し、徹底して攻め勝つマインドを徹底させつつある。スコルジャ監督はそんな牙を剥いてくる相手に、時間帯や展開によって、守り方などピッチ内で判断していくことも大切になるとも強調していた。
出場停止明けのマテウス・サヴィオは休息も十分であり、さらにチーム最多得点を記録する渡邊凌磨の先発復帰もあり得る。
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戦力も充実するなか、浦和がホームでの鹿島からの勝利を狙う。