×

【鹿島】『スーパーサブ鈴木優磨』でC大阪から逆転勝利、鬼木監督「監督であれば常に使いたい選手。ただ…」

鹿島の鈴木優磨。写真:手塚大介/(C)Daisuke TEZUKA

27日のアウェーでの名古屋戦、サポーターの後押しを求める。

[J1 31節] 鹿島 3–1 C大阪 / 2025年9月23日18:03 / メルカリスタジアム

 J1リーグ31節、鹿島アントラーズが知念慶、レオ・セアラ、松村優太のゴールで、セレッソ大阪に3-1の逆転勝利を収めて、首位の座をキープした。

 この日は今季リーグ戦全試合で先発していた鈴木優磨がベンチスタートに。1-1に追い付いたあと、後半開始から投入されると、チーム全体の強度と迫力が明らかに高まり、レオ・セアラの逆転弾、そしてチャヴリッチから松村優太への交代組のコンビによるトドメのゴールも生まれた。

 試合後の記者会見で、『スーパーサブ鈴木優磨』の起用法の狙いを問われた鬼木達監督は、この連戦の日程や相手の状況などを踏まえての起用だったと説明した。

「 監督であれば常に使いたい選手。浦和戦であれだけのエネルギーを出して戦い、今日90分戦うのは難しいのではないかという自分の判断でした。(中2日の連戦のなか)どのように試合の最後を迎えたらいいか、そこで彼がピッチに立っていることが重要ではないかと考えました」

 またターレス・ブレーネル、津久井佳祐、キャプテンの柴崎岳が先発するなどフル動員で3連勝を飾った。「あとは彼の70パーセント、80パーセントを取るのか。他の選手の100パーセントを取るのか。そういうところもいろいろ考えながら選びました」と、自信を持って送り出したということだ。

 埼玉スタジアムでの超満員の浦和レッズとの一戦を制し、その直後のホームゲームだった。しかも日程が詰まり、再びテンションを高めるのは難しかったなか、大きな勝点3を掴んでみせた。

 27日には連戦最後となるアウェーでの名古屋グランパス戦が組まれる。指揮官は選手たちを称えるとともに「本当にこの大きなサポーターの声援のお陰です。また次はアウェーで戦いますが、スタジアムで本当に力を貸してほしいと思います。選手はそれに応えていってくれるはずです」と、サポーターの後押しも求めていた。

読まれています>>【鹿島】浦和との激闘、キム・テヒョンは真っ先に観客席へ勝利の咆哮を轟かせた「サポーターの声援のお陰で、最後まで足を動かせた」

 2位に浮上したヴィッセル神戸とは4ポイント差。前節まで2位だった京都サンガF.C.はFC町田ゼルビアと引き分けて、5ポイント差に開いた。