【浦和】「最高の1日になった」ルーキー根本健太が堂々のJ1デビュー、王者・神戸を無失点に抑えて5試合ぶり勝利!
浦和の根本健太。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI
「プレッシャーはありましたが、プロサッカー選手でそんなことに負けていたら全然ダメだと思うんで」
[J1 33節] 浦和 1–0 神戸 / 2025年10月4日17:03 / 埼玉スタジアム2002
J1リーグ33節、浦和レッズがイサーク・キーセ・テリンの来日初ゴールを守り切り、ヴィッセル神戸に1-0の勝利を収めた。浦和はリーグ戦、5試合ぶりのゴールと勝利に。
「最高の1日になりました」
流通経済大学から今季加入したセンターバックの根本健太が、ダニーロ・ボザの出場停止に伴いリーグ戦初先発を果たし、大迫勇也、宮代大聖、武藤嘉紀といった強力なタレントが揃う2連覇中の王者を無失点に抑えてみせた。
根本は試合後、「ここ最近勝てていなかったので、自分が出て流れを変えられるようなプレーをして、チームの勝利に貢献することを考えて、練習から意識してやってきました」と振り返った。
「ファーストプレーで負けてはいけないと思っていましたし、 そこでやれるというのは見せたかったです」と、立ち上がりから強気なプレーを見せ続けた。
「(金子)拓郎くんに出したボールや、前に出るプレーや空中戦でも特長としてやっているので、そこは粘り強く対応できたかなと思います」
攻守両面で気を吐いた。また、マリウス・ホイブラーテンとの「チャレンジ&カバー」は神戸対策として徹底。「マリウスとコミュニケーションをしっかり取り、そこは上手くいきました」と、最後まで高い集中を保った。
90分の中で思い切った挑戦をし続けたという23歳のCBは、「そこは自分の特長。それが出せなくなったら、自分ではない。どんどんチャレンジしていかないと何も変わらないと思っていました」とアグレッシブさを前面に押し出していった。
「プレッシャーはありましたが、プロサッカー選手でそんなことに負けていたら全然ダメだと思うんで。そこのメンタル面でまず負けないように。ピッチに立って自分のプレーをすることに集中していました」
心身ともにタフネスな23歳の根本が最終ラインを支え、浦和に5試合ぶりの勝利をもたらした。マチェイ・スコルジャ監督も、残り5試合、「必ずチャンスはある」と“合格点”を与えていた。