浦和がクラブW杯で挑む リーベルの17歳マスタントゥオーノは、テニスでU-12世代トップ5の腕前だった
アルゼンチン代表デビューを果たしたリーベルに所属するマスタントゥオーノ(左)。写真:ロイター/アフロ
アルゼンチン代表デビューを果たす。クラブW杯のあと、レアル・マドリードへの移籍が濃厚に。
[クラブW杯 GS1節]浦和 – リーベル/2025年6月18日4:00(現地17日12:00)/ルーメン・フィールド(シアトル)
アメリカ・クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)のグループステージ(GS)初戦、アジア代表のJ1リーグ 浦和レッズは南米代表のアルゼンチン1部 リーベル・プレートと対戦する。
リーベルでいま最も注目を集めているのが17歳の至宝、フランコ・マスタントゥオーノ(Franco Mastantuono)だ。左利きの右サイドアタッカーとして一気に頭角を現して、このほどアルゼンチン代表でデビューし、リオネル・メッシとの共演も果たした。
2007年8月14日生まれで、間もなく18歳になるレフティに、パリ・サンジェルマンとレアル・マドリードがオファーを提示。このクラブW杯後、マドリードに加入することが濃厚と言われる。
『Tycスポーツ』、『マルカ』などによると、そんな世界が注目するマスタントゥオーノは幼い頃からテニスもしていて、U-12世代のアルゼンチン国内トップ5(トップ10という話も)に入り、15個のタイトルを獲得するほどの腕前だった。10歳の時にリーベルの育成組織からの入団を打診されたが、プロ入りも目指せるとしてテニス協会に選手登録し、全国大会に出場したそうだ。
ただ、基本的に心はサッカーに傾いていたという。12歳でリーベルの育成組織に選手登録もして、サッカーとテニス両方でプレーし、このあたりから「サッカーが楽しくて好きだ。リーベルでプレーしたい」とサッカーメインになっていった。
15歳の時、パブロ・アイマール監督が率いるU-17アルゼンチン代表に招集される。さらに2022年にはハビエル・マスチェラーノ監督のもと、U-20アルゼンチン代表にも選ばれた。
リーベルでは16歳になった2023年6月にプロ契約を締結し、移籍金は3000万ユーロ(約49億円)に設定された。年明けにクラブ史上三番目の若さでトップデビューを果たし、史上最年少のゴールを決めてみせた。
関連記事>>【移籍】浦和がスロベニア代表『大型FW』ブレイズ・クラマーを狙う! スコルジャ監督の古巣ワルシャワで活躍、日本代表DF森下龍矢が所属
アルゼンチン代表に初選出されたこの6月シリーズ、日本時間6月11日9時からは北中米ワールドカップ(W杯)南米予選で、ホームにてコロンビア代表と対戦する。マスタントゥオーノはそのあとリーベルに合流し、浦和戦に臨む予定だ。