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【ルヴァンカップ】決勝は柏vs広島! もしも日本代表に招集されていたら…細谷真大が決勝弾、川崎相手に3点差大逆転

細谷真大 写真:早草紀子(C)Noriko HAYAKUSA

脇坂が先制弾を奪ったが、ウレモヴィッチの退場処分で形勢逆転。

[ルヴァン杯 準決勝]柏 4-1 川崎/2025年10月12日/三協フロンテア柏スタジアム
※初戦1-3、2試合トータル5-4で柏が決勝進出

 ルヴァンカップ(Jリーグカップ)準決勝、柏レイソルが4-1で川崎フロンターレに勝利を収め、この日も先制されながら3点差から2試合トータル5-4の大逆転でファイナル進出を決めた。

 川崎が開始4分、脇坂泰斗のゴールで先制。アウェーチームは2戦合計4-1とリードを広げた。

 しかし柏は26分に垣田裕暉の得点でこの日の同点に(2戦合計2-4)。そして後半早い段階の56分に川崎のフィリップ・ウレモヴィッチが、抜け出した細谷真大を後方からファウルで止めて、VARの介入を経たあと、DOGSOにより一発レッドカードで退場処分に。あまりに不要なファウルだった。この退場劇がターニングポイントになり、たちまち数的優位の柏へ完全に主導権が移った。

 73分、仲間隼斗のゴールでこの日2-1に逆転(同3-4)。そして77分、細谷が決めて、3-1―― ついに2試合トータル4-4に追い付いた。

 これで完全に気落ちした川崎に対し、柏がさらに猛攻。すると90+2分、細谷が持ち味である反転からのシュートをねじ込み、ついに逆転に成功した。

 サッカー日本代表の森保一監督は先日のパラグアイ代表戦前日の記者会見で、ルヴァンカップ(準決勝)のインターナショナルマッチウィークでの開催に「IW(インターナショナルマッチウィーク)での公式戦開催は、サッカー主要国ではありえない。所属チームを気にかけ、選手は後ろ髪をひかれて活動に参加している」と疑問を投げ掛けた。

 例えば9月シリーズでも招集されている細谷だが、今回、日本代表へ招集されていたら……。このドラマは起きていなかったかもしれない。

 とはいえ細谷自身はブラジルと対戦する日本代表のメンバーに選ばれたかったかもしれない(ルヴァン杯準決勝の有無が、今回、細谷の代表メンバー選考に関係したかどうかは分からないが)。

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 決勝は横浜FCを下したサンフレッチェ広島と柏の対戦に決まった。11月1日、国立競技場で開催される。