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バイエルン開幕11連勝! 17歳レナート・カール躍動、ニコラス・ジャクソンはホーム初ゴール。欧州CLクラブ・ブルージュに4-0大勝

ニコラス・ジャクソンはホームで初ゴール!(C)Midori IKENOUCHI

コンパニ監督「レナートは重要な舞台で価値を示した」

[欧州CL LF3節]バイエルン 4–0 クラブ・ブルージュ/2025年10月23日(現地22日)/アリアンツ・アレーナ

 FCバイエルン・ミュンヘンが圧巻のゴールショーで、クラブ・ブルージュを4–0で下し、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ(LF)3連勝とした。開幕から公式戦11連勝と、文句なしのスタートを切っている。

 試合は開始早々に動いた。5分、ヨナタン・ターの縦パスを受けた17歳レナート・カールが豪快に右足を振り抜き、欧州CL初ゴールで先制点を奪う。勢いに乗ったバイエルンは14分、ルイス・ディアス、コンラート・ライマーとテンポよくボールが動き、最後はハリー・ケインがゴール前で押し込み追加点を奪った。

 さらに34分、ライマーの折り返しを受けたディアスがペナルティエリア付近から右足一閃。GKノルディン・ジャッカーズの頭上を破り3点差と広げた。

 後半も主導権は渡さなかった。77分にはケインに代わって投入されたニコラス・ジャクソンがカウンターから沈め、4-0で試合を締めくくった。

 敗れたブルッヘのニッキー・ヘイン監督は「バイエルンは世界屈指のクラブ。強さも、速さも、クオリティも我々とは差があった」と完敗を認めた。一方、バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督は「もっと得点できた場面もあったが、失点ゼロは評価できる。特にレナートは重要な舞台で価値を示した」と若きゴールゲッターを称えた。

 ジャクソンはブンデスリーガではまだ無得点だが、欧州CLは2戦連続で2ゴール目。今回がホーム初得点となった。

 カールにとっては記念すべき公式戦初ゴールに。躍動する17歳が王者バイエルンの新たな希望となりつつある。

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 チームは日本時間10月25日22時30分から、ブンデスリーガでボルシア・メンヒェングラートバッハとのアウェーゲームに臨む。

Photos and text by Midori IKENOUCHI