【日本代表】遠藤航がアリソンとブラジル戦を視聴「悔しそうにしていた」。キャプテン自身は「新たなモチベーションが生まれた」
遠藤航
「年齢を重ね、少し落ち着いて代表チームを見ることができた」
[キリンチャレンジ杯]日本代表 ― ガーナ代表/2025年11月14日 19:20/豊田スタジアム
サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)は11月14日、キリンチャレンジカップでガーナ代表と対戦する。キャプテンの遠藤航が試合前日の13日に取材に応じ、ガーナ戦への意気込みとともに、負傷により不参加だった10月シリーズについて振り返った。
遠藤が日本代表の活動を離れたのは、実に2019年以来だった。チームはブラジル代表に3−2の逆転で、歴史的なセレソンからの初勝利を挙げた。遠藤はリバプールFCの同僚であり、リハビリを共にしていたブラジル代表GKアリソン・ラムセス・ベッカーと試合観戦したという。
アリソンの反応について、遠藤はこう明かす。
「悔しそうにしていましたね、やっぱり。彼も日本がブラジルに一度も勝っていなかったことを知っていました。ただ『日本がいいね』とかは言わず、ずっとブラジルが追いつくことを願っていたという感じでした」
日本代表が長年にわたって努力と挑戦を積み重ねてきた先にあった勝利であり、遠藤に“悔しさ”はなかった。むしろチームにとって重要な通過点となり、自身にとっても外から代表を見つめ直す貴重な時間になったという。
その試合では、カタールW杯で強豪撃破につなげていった自陣を固めてカウンターを狙う“戦術カタール”が再びハマった。
森保一監督の第1次政権から主力を担う遠藤は語る。
「(リードされて)後半勝負というイメージはあったと思う。もちろん、その戦い方だけでは上に行けないし、自分たちが主体的にやっていけるように、カタール後はチャレンジしてきた。いろんなやり方があるなかで、あえてそこに戻るという選択をした。その点では、以前その戦術にした時とは大きく違っていると思います」
それだけではない戦い方で、いかに強豪と伍していくか。そこが、日本が新たな高みに突き抜けていくためのテーマだ。
今回、久々に家族とゆっくり過ごす時間を持つことができ、同時に客観的に日本代表を見つめ直す機会にもなった。
「年齢を重ねてきて、落ち着いて代表チームを見つめることができて、いい期間になりました。逆に、新たなモチベーションが生まれたというか、やっぱり来年はワールドカップがあり、代表でプレーしたいなって。代表選手としてプレーできることの素晴らしさを、あらためて実感するタイミングでもありました」
リバプールでは出場機会が限られている遠藤だが、代表での約2か月ぶりのプレーで、どんなインパクトを残すのか――。
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2026年のワールドカップイヤーに向けて、日本代表のキャプテンも期すものがあるようだ。




