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【日本代表】W杯へ手応え。久保建英、ガーナ攻略の突破口に「連係・連動は非常に良かった」。アフリカの強豪相手に1アシストなど2得点演出

ガーナ戦に出場した日本代表の久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「何回かかいくぐったことで相手もあきらめた」

[キリンチャレンジ杯]日本代表 2―0 ガーナ代表/2025年11月14日19:20/豊田スタジアム

 キリンチャレンジカップ11月シリーズの初戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が南野拓実と堂安律のゴールで、ガーナ代表に2-0の勝利を収めた。

 久保建英は3-4-2-1の左シャドーで先発し、1アシストなど2得点いずれも起点となる活躍を見せた。3人同時交代した75分、北野颯太と交代した。

「(立ち上がりの駆け引きは)相手がどんな感じで来るのか全く分からなかったので、最初はボールを落ち着かせようかなと思っていました。何回かかいくぐったことで相手もあきらめたので、そこの最初のところは良かったなと思います」

 そのように久保は相手の出方を見て冷静に対応。「人にボールを付けて、可変の動きを苦手としているのが途中から分かってきたので、動いて人に付けるパスは意識しました」と徐々に突破口を切り開いていった。

 先制点は佐野海舟のボール奪取から。推進力を付けたボランチにパスを出して、ラインブレイクを引き出した。その佐野のクロスから南野拓実のゴールが生まれた。

「ボールを運んでくれると思った瞬間にパスを出して、ファーストタッチで前に運んでくれるのは佐野選手の得意なプレー。僕の『こうしてほしいな』っていうプレーをそのままやってくれました。南野選手が入った瞬間にパスを付けられて、あれは一流なんじゃないかなと思いました」

 60分には、堂安のチーム2点目をアシストした。この日は、「堂安選手、佐野選手、上田選手、近い選手とは上手く連携できたと思いますし、逆サイドにも何本かいいパスを出せて、連係・連動っていうのは非常に良かったと思います」と、前線全体のコンビネーションに手応えを得ていた。

「勝って良かったですし、強烈な個が何人もいましたけど、組織としては確実に僕らのほうがしっかりとしていたので、ゼロに抑えられて良かったです」

 アフリカ勢の強豪相手に2ゴールを演出し、守ってもハードワークで無失点に貢献――。ワールドカップに向けて、充実の1勝に久保は頷いた。

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 日本代表は11月18日、東京・国立競技場でボリビア代表と対戦する。今年最後の一戦になる。

Posted by 塚越始