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【移籍】ロシアW杯日本代表の乾貴士が王者奪還を目指すヴィッセル神戸へ加入

乾貴士。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「一つでも多くのタイトルをヴィッセル神戸にもたらすことが、僕の使命」

 J1リーグのヴィッセル神戸は12月27日、清水エスパルスのMF乾貴士(Takashi INUI)を完全移籍で獲得したと発表した。FIFAロシア・ワールドカップ(W杯)日本代表としてベスト16進出に貢献した37歳が、再びリーグ制覇を目指す神戸の一員となる。

 乾は1988年6月2日生まれ、滋賀県近江八幡市出身。身長169cm・体重63kg。野洲高から2007年に横浜F・マリノスへ加入し、プロキャリアをスタートさせた。その後はセレッソ大阪を経てドイツ、スペインへと活躍の場を広げ、ブンデスリーガ、リーガ・エスパニョーラの両リーグで主力としてプレー。日本代表としては国際Aマッチ36試合・6得点を記録している。2018年ロシアW杯では全4試合・2得点・1アシストと結果を残した。

 2022年途中からは清水エスパルスでプレーし、中心選手としてチームをけん引。2024シーズンにはJ2優勝も経験。今回、契約満了に伴いフリートランスファーとなり、神戸への移籍を決断した。

 Jリーグ通算成績は、J1リーグ114試合・17得点、J2リーグ129試合・41得点。

 乾はクラブを通じて次のようにコメントしている。

「この度、ヴィッセル神戸に加入することになりました乾貴士です。ヴィッセル神戸の一員として戦えることを、本当に嬉しく思います。今回の加入にあたり、僕の力が必要だと話をいただいたヴィッセル神戸の皆さまの期待と気持ちに応えるためにも、一つでも多くのタイトルをヴィッセル神戸にもたらすことが、僕の使命だと思っています。

 エスパルス退団が決定した際、最終戦でも多くのファン・サポーターの皆さんから『どこにいても応援する』と言っていただけたこと、たくさんのサッカー少年・少女が一緒に泣いてくれたこと、『サッカーを続けてほしい』と言ってくれたことが、本当に大きな支えとなりました。

 そんな子どもたちに、また僕のプレーを観てもらえることを本当に嬉しく思いますし、ヴィッセル神戸で結果を出し、熱いファン・サポーターの皆さまに応援していただけるよう、チームに貢献していきたいと思っています。応援よろしくお願いします」

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 いまだ色褪せない高度なテクニックと創造性を武器とする技巧派アタッカーが、AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)エリート制覇も視野に入れる神戸で、日本代表のチームメイトでもあった大迫勇也、武藤嘉紀、酒井高徳、権田修一らとともに、ミヒャエル・スキッベ監督のもと、新たな挑戦に臨む。