「自宅に捜査機関が入ったのは事実」米倉涼子さん声明発表、なぜこのタイミングだったのか? 河西弁護士が解説
米倉涼子さんが発表したコメント 公式サイトより
河西弁護士がYoutubeで詳しく解説
女優の米倉涼子さんが12月26日に自身の公式サイトで声明を発表したのを受けて、河西邦剛弁護士がYouTubeチャンネルで、この発表のポイントとそのタイミングの意味について解説した。
河西弁護士がまず強調したのは、米倉さんが事実として認めた範囲を慎重に限定している点だ。声明では「私の自宅に捜査機関が入りましたことは事実です」と明確に認めている一方で、一部で報じられてきた事件性については一切触れていない。あくまで事実として述べているのは、捜査への協力と、その過程で情報発信を控えてきたことにとどまっている。
もう一つの大きなポイントが、「一区切りついたと認識しております」という表現だ。河西弁護士は、この一文について、捜査当局による事情聴取や資料確認などが一定程度進み、現段階で新たな対応が求められる局面ではなくなったことを示唆する表現だと読み解く。調査が継続中であっても、当事者として対応すべき段階が一旦落ち着いたという意味合いだという。
では、なぜこのタイミングでの声明発表だったのか。河西弁護士は、今後、捜査の節目に関する情報が公表・報道される可能性を見据え、その前に本人の言葉で事実関係を整理して伝える意図があったと見る。第三者の報道が先行するのを避け、事実として認める点と、現時点で言及しない点を明確に線引きする狙いがあったという見方だ。
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声明の最後で米倉さんは、心身の状態に問題はなく、支えてくれる人々への感謝を綴り、前に進む姿勢を示している。河西弁護士は、今回の発表はあくまで事実関係の整理と説明であり、何かしらの結論を示すものではない点を踏まえて受け止める必要があると強調している。




