「エッチなことは好き?」福井県の杉本前知事によるセクハラ、調査委がストーカー規制法に抵触する可能性を指摘。衝撃的…メールの数々明らかに。東大卒の63歳
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公式サイトで報告書公表
杉本達治前知事がセクシュアルハラスメントを理由に辞職した問題を巡り、福井県(県知事選挙は1月8日告示)は1月7日、特別調査委員会による調査報告書を公式サイトで公表した。報告書では、前知事が県職員の女性らに送信した大量の私的メッセージの内容が認定され、セクハラにとどまらず、ストーカー規制法や刑法に抵触する可能性まで踏み込んで指摘されている。
調査委員会は、外部弁護士3人で構成され、約3か月半にわたり関係者への聞き取りや、LINEや私用メールなど約1000通に及ぶテキストメッセージを検証。その結果、被害者はいずれも女性職員で、職務上の関係性を背景に、長期間にわたり執拗な性的メッセージを受け取っていたと認定した。
報告書に記載されたメッセージには、「キスしちゃう」「ハグとチューをしていいってこと?」「エッチなことは好き?」といった、明確に性的表現を含む文言が多数確認されたほか、「体の関係なんて言わないから」「二人きりでさしつさされつで楽しもうね」など、拒否後も関係を迫る内容が含まれていた。深夜や休日を問わず送信され、「またスルー」「冷たい」「助けて! 眠れません」といった感情的な文面が続いたケースもあったという。
調査委は、被害者が明確または婉曲に拒否していたにもかかわらず、前知事がメッセージ送信を継続していた点を重視。一部の事案については、ストーカー行為等の規制等に関する法律に抵触する可能性を否定できないと結論づけた。また、飲食の場などで太ももや臀部に触れるなど、身体的接触を伴う被害供述も複数認定され、不同意わいせつ罪に該当する可能性にも言及している。
一方、東京大学法学部を卒業している63歳の前知事は調査に対し、「冗談のつもりだった」「相手が受け入れてくれていると思った」などと説明したが、調査委は「信用できない」と退けた。報告書は、知事という圧倒的な権力勾配の下で、職員が自由に拒否できなかった実態を詳述し、「責任は極めて重大」と厳しく断じている。
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今回の報告書公表により、地方自治体のトップによる私的コミュニケーションを通じた衝撃的なハラスメントの実態が、具体的な言葉とともに明らかになった。



