×

中道改革連合は“無理筋”、計算が合わない? 三橋氏「公明党を比例名簿の1、2位にしても…」

公明党の、立憲民主党の野田佳彦 氏。写真:代表撮影/ロイター/アフロ

YouTube「三橋TV」で疑問点を指摘

 立憲民主党と公明党が衆院選に向けて新党「中道改革連合」を立ち上げると発表したことを受け、経済評論家の三橋貴明氏が1月17日に自身のYouTubeチャンネル『三橋TV』で、この新党構想の狙いとともに問題点や疑問点について詳しく解説した。

 三橋氏はまず、新党の成り立ちそのものに疑問を呈する。両党の衆議院議員のみが離党して新党に合流し、参議院議員や地方議員はそれぞれ元の党に残るという構図について、「かなり乱暴な話」と指摘。党としての一体性や、選挙後の運営を巡って混乱が生じる可能性が高いとみている。

 注目点に挙げたのが、比例代表の名簿順位だ。来月にも実施される衆院選では、公明党が小選挙区に候補者を立てず、比例代表に一本化するという。その場合、全国11ブロックの比例代表名簿1位は公明党出身者が占める可能性が高い。現在、公明党の衆院議席数は24。たとえ1位、2位に並べて全員が当選できても、22議席にしか達しない。

 さらに、その場合、立憲民主党の小選挙区落選組が比例復活できない事態も想定される。三橋氏は「旧・立憲側が果たして納得するのか。相当な火種になる」と、さっそく党内対立が避けられないとの見方を示した。

 政策面でも課題は多い。新党参加の条件として、安全性が確認された原発の再稼働容認、集団的自衛権を巡る立憲民主党の立場転換が求められる点について、「現実路線として理解はできる」としながらも、「これまでの主張を覆す形になり、有権者への説明が極めて難しくなる」と警鐘を鳴らす。

 特に反原発や安全保障政策を理由に立憲民主党を支持してきた層に対し、どのように説明責任を果たすのかは不透明だという。

いま読まれている記事>> 立憲×公明が新党「中道改革連合」結成、ホリエモンが政局を読む「自民党の裏金議員を応援するよりはまだマしかなと…」

 三橋氏は最終的に、「立憲・公明ともに相当な無理を抱えたまま解散総選挙に突入することになる」と指摘。新党「中道改革連合」が掲げる“中道”が、果たして有権者に受け入れられるのだろうか――。