×

なぜ、冨安健洋の投入が遅れたのか? アヤックス暫定監督が明かした理由とは…。オランダデビューも、下位エクセルシオールに痛恨ドロー

アヤックスデビューを果たした冨安健洋。写真:ANP Photo/アフロ

2-0とリードしていたが、追い付かれたあと投入。「まだ10分程度しかプレーできない」

[オランダ1部 21節] エクセルシオール 2-2 アヤックス/2026年2月1日/ワウデステイン・スタディオン

 オランダ1部(エールディビジ)第21節、アヤックス・アムステルダムは下位に沈むエクセルシオールと2-2で引き分けた。アヤックスに今冬加入した日本代表DF冨安健洋(Takehiro TOMIYASU)が80分に途中出場し、新天地デビューを果たした。アーセナルFCを退団したあとリハビリを乗り越えての待望の公式戦出場となったが、下位相手に勝ち切れずほろ苦いスタートとなった。

 試合はアヤックスが2-0とリードしながらも、74分、79分に失点。直後の80分、冨安がピッチに送り出された。なぜ、追い付かれる前に投入されなかったのか――。

 オランダメディア『フットボール・インターナショナル』によると、フリム監督は試合後の記者会見で、「冨安が入った瞬間、チームに落ち着きが生まれた。テンポをコントロールし、周囲の選手を助けようとしていた」と評価。「だからこそ、やはり経験豊富な選手が必要だと考えている」と語った。

 一方、投入が遅れた理由について、「彼はまだ10分程度しかプレーできない。起用について話し合ってきたが、無理をさせるのは賢明ではないと判断した。今季はまだ多くの試合が残っている。その点で、私は選択を迷わなかった」と明かしている。

 冨安は合流まで時間を要し、フルメニューをこなしてから、まだ約1週間半しか経っていないという。それでもフリム監督は、「非常に良い印象を持っている。トレーニングでも落ち着きをもたらし、若い選手たちと積極的にコミュニケーションを取っている。ミーティングでも存在感を示している」と頷く。「ピッチ上でも必要な存在になるが、すでにグループにとって重要な選手だ」と強調した。

 なお、同メディアによると、アヤックスはさらに「経験値のある選手」の補強も進めているという。オレクサンドル・ジンチェンコ、マールテン・パエスの2人がこの日スタンドで観戦しており、フリム監督は「もちろん、経験の上積みは歓迎だ。ジンチェンコについては以前から話が進んでいる。来週にも合流できれば非常に嬉しい」と語っている。

関連記事>> 【移籍市場】デッドラインデー目前、佐野航大にオファー! アヤックス、クリスタル・パレス、さらに…NECは36億円以下では交渉に応じず?

 冨安の本格稼働はこれから。本人ももどかしさはあるはずだが、守備の安定を欠くアヤックスにとって、シーズン終盤戦のキーマンになるはずだ。