【浦和】安部裕葵「心配をかけた鹿島サポーターに、走っている姿を見せられて嬉しかった」、コーナー付近の“時間稼ぎ”には「めちゃくちゃうざかった」

浦和の安部裕葵。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

チーム浮上へのキーマンに、「この数週間のことを引きずりすぎず、そっちのメンタル的なほうが大事なのかなと思います」

[J1百年構想リーグ 地域ラウンド11節]鹿島 1–0 浦和/2026年4月18日14:00/メルカリスタジアム

 特別大会「J1百年構想リーグ」地域ラウンド第11節、浦和レッズは鹿島アントラーズに0-1で敗れ、PK戦を含め6連敗を喫した。

 浦和の安部裕葵は84分に交代出場し、2019年7月以来約7年ぶりに、古巣・鹿島のホームであるメルカリスタジアムのピッチに立った。

「勝ちたかったです」

 安部はまずそう悔しさを滲ませ、試合前後で感じた様々な感情を振り返った。

「スタジアムに入った時は懐かしいなとか、昨日も前泊だったので、街の景色を見て……まあ言うて7年も前なんで、いろいろ思うことはありました。ただ試合が始まると、試合のことだけに集中できました。とにかく“2点”返そうという気持ちでした。終わって挨拶した時は、また別に感じるものもありました」

 そしてチーム、個人の今後のテーマについて語る。

「今日はだいぶ主導権も取られたので、主導権は自分たちが持ってサッカーをしたいです」

「(安部選手、個人としては?)とにかく前にボールがある時間を増やすこと。相手コートに長くいることを考えています。それが理想で、もっとクロスを上げたかったです。出場時間も短くて、なかなかゴール前に進入できなかったので」

 それでも2試合連続で出場した。浦和と鹿島のサポーターの前でプレーできたことで、もっとできるはずだ――という感触はつかめつつある。

「今日こうして試合に出られたことはすごい良かったなと思います。監督やそういう判断してくれた人には感謝しています。鹿島サポーターに対しても、いっぱい心配をかけたと思うので、走っている姿を見せられたのは嬉しかったです。(ブーイングは)絶対くるやろうなとは思っていました」

 安部の投入には、浦和の課題である“終盤の展開”への期待もある。ただ、今回は鹿島のチームとしてのしたたかさが各段に上回った。

「僕一人でどうにかなる状況ではないが、もちろん今回も僕が入って意外とボールをちょこちょこ触り、隙を見つけようとはしました。相手も相手で時間も時間だったので、やっぱり、ああやってコーナー付近でめっちゃ時間かけてくるし、めちゃくちゃうざかったですけど」

 次戦は4月25日、ホームでの横浜F・マリノス戦だ。

「ガラッと変えること難しいかもしれない。何かを変えるというより、直近のこの数週間のことを引きずりすぎず、そっちのメンタル的なほうが大事なのかなと思います」

 視線の鋭さが一段と増している。浦和の“7番”安部が、浮上へのキーマンになるはずだ!

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Posted by 塚越始