クリスチアーノ・ロナウドがサウジリーグの選手たちへ大激怒。その理由とは?

アル・ナスルのクリスチアーノ・ロナウド。(C) 2025 Asian Football Confederation (AFC)

SNSでのネガティブ発言に、それはプラスになっているのか? 

 アル・ナスルに所属するクリスチアーノ・ロナウドが、サウジ・プロリーグを巡る一部選手たちの発言に不満を露わにした。フランスメディア『フットメルカート』が4月30日に報じた。

 アル・ナスルは現地29日、AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)エリートで優勝したアル・アハリ・サウジに2-0で勝利を収めた。アジア王者との“ビッグマッチ”を制し、リーグ戦では暫定ながら2位アル・ヒラルに勝点8差をつけた(アル・ヒラルは1試合未消化)。

 ゴールを決めたロナウドは一定の満足感を示した一方、試合前から続いていた緊張感のある空気にも言及した。その背景には、一部選手から「ロナウドに初のリーグ優勝をもたらすため、リーグがアル・ナスルを優遇している」といった批判的な声が上がっていたことがある。

 これに対しロナウドは強い口調で反論した。

「それはリーグにとって良くないこと。みんな文句ばかり言っている。やり過ぎだ。これはフットボールであって戦争じゃない。勝ちたいのは当然だが、何をしてもいいわけではない」

 SNSでの選手によるネガティブな発信、審判批判にも苦言を呈し、スタッフや関係者、メディアを含めリーグ全体の姿勢に問題提起した。

「多くの選手が不満を言い、インスタグラムやフェイスブックに投稿している。審判やリーグ、プロジェクトについて話しているが、それは良くない。リーグの目指すところではない」

 なぜ、今、この地に来て戦っているのか。それを踏まえ、サウジリーグの未来像について語る。

「我々は模範を示さなければならない。ヨーロッパと競争したいならなおさらだ。世界最高のリーグの一つを目指すべき。そのためには、こうした状況は見直す必要がある」

 一方、敗れたアル・アハリのメリフ・デミラルは試合後、「アル・ナスルは目標達成のために助けが必要なのか。恥ずべきことだ」と発言。ACLエリートファイナル直後にこのカードが組まれたことへの不満(試合間のインターバルに両チームで5日の開きがあった)のようだが、物議はさらに広がりを見せている。

 あのペットボトルが選手たちに向けて投げ込まれることが“許容”されているACLE決勝の光景もまた異様と言えた。これまで閉鎖的であったサウジアラビアがワールドカップ開催まで8年、サッカーを通じてどのように国際化していけるのか。スーパースターであるロナウドの訴えは一理あると言える。

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