「とにかく両方嬉しい」川崎の鬼木達監督が柏戦勝利を喜ぶ。小林悠のケガの状態、次節優勝条件は?
川崎の鬼木達監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
32節のC大阪戦、勝てばリーグ連覇が決定。両チーム黒星でも。
[J1 31節] 川崎 – 柏/2018年11月3日/等々力陸上競技場
川崎フロンターレが11月3日の31節・柏レイソル戦で3-0の快勝を収めて、19勝6分6敗の勝点63に伸ばして首位の独走態勢を築いた。2位のサンフレッチェ広島(勝点56)が敗れて、勝点7差が開いたため、次節にも川崎のリーグ連覇が決まる状況になった。
21分に巧みなパスワークから左サイドを抜け出した守田英正のクロスを家長昭博が合わせて先制に成功。さらに33分、中村憲剛のCKを谷口彰悟が完璧なタイミングで合わせて2点目を奪う。試合終了間際には阿部浩之がトドメのループをねじ込んでみせた。
試合後の記者会見で鬼木達監督は、「多くのサポーターが駆けつけて熱い応援してくれたことが本当に嬉しかったですし、それに選手が応えてくれたこと、とにかく両方を嬉し く思います」と、スタジアムを包んだ雰囲気とともに一体になって掴んだ勝利を喜んだ。
さらに指揮官は「状況を見ながら選手が本当に大人なサッカーをしたと思います。プラス今日は必ず走り切ろうというなか、最後まで失点をゼロに抑えて走り切ったことは評価できると思います」と、選手たちの躍動ぶりに目を細めていた。
また、中山雄太の肘を顔面に受けて一時倒れ込み、その後交代した小林悠の状態について「左の頬と目の周りが腫れていて、それを見た瞬間に代えたほうがいいと判断しました。これから検査に行きます」と語った。
これで残り3試合で、2位の広島とは勝点7差。11月10日の32節、川崎がアウェーでセレッソ大阪に勝てばリーグ連覇が決まる。引き分けの場合も、広島が引き分けか負ければ決定。両チーム敗れても、残り2試合で広島が追いつけないため優勝決定となる。
文:サカノワ編集グループ