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広島新スタジアムが起工式、岸田文雄首相からお祝いメッセージ「市中心部活性化への強い思いとサッカーへの情熱、尽力に心から敬意」。アンジュヴィオレ広島の名誉理事長も務める

365日のにぎわいを創出する「サンフレタウン」の全体構成イメージ。※昨年4月公開のパースより (C)広島市

連日の賑わいを生み出す一大拠点、「スタジアムパーク」へ期待。

 広島市(松井一實市長)が主体となる新スタジアム「中央公園サッカースタジアム(仮称)」の起工式が1月26日に行われた。広島県下への「まん延防止等重点措置」の適用に伴い、来賓を招いた建設現場での実施は見送られたなか、工事関係者が白神社(広島市中区中町)に参拝し、感染対策に十分配慮したうえ、粛々と安全祈願(起工式)を執り行った。

 また起工式にあたり岸田文雄首相がお祝いメッセージを配信。約5分にわたり、この着工まで辿り着いたあらゆる関係者に敬意を表した。

 岸田首相は次のように関係者へ感謝を伝えた。

「本スタジアムの実現に向けては、これまで県、市、商工会議所、そしてサンフレッチェ広島、県サッカー協会など多くの皆様の多大なるご努力と多年に渡るご苦労が積み重ねられてきたと認識しています。そして皆様の広島市中心部活性化への強い思いとサッカーに対する情熱はこのように着実に形となりつつあります。そのようなご尽力に心から敬意を表します」

 同スタジアムはサッカーのみならず、他競技、スポーツ教室などの開催にも活用される予定。そして「本スタジアムの大きな特徴は、市内中心部に位置する『まちなかスタジアム』として、多様な世代の多くの人々が集まることで連日の賑わいを創出する。一大拠点、スタジアムパークとするとの強い意志を打ち出している点だと思います」(岸田首相)。

 開業は2024年を予定している。岸田首相は「着実に準備が進み、広島サッカーのさらなる発展と市民や県民にとどまらず、世界中の人々を魅了するスタジアムになることを願っています」と期待を寄せた。

 また首相自身が、なでしこリーグ・アンジュヴィオレ広島の名誉理事長も務めていることにも一言触れた。

 広島市策定の「サッカースタジアム等整備事業の基本設計」の計画では、広島市中央公園に約3万席の複合的な専用球技場を整備。その施設を中心とした普段から賑わう「スタジアムパーク」を創出する。

 2023年12月にスタジアム完成。同年度内(2024シーズン開幕あたり)の一部開業開始を目指す。そして2024年7~9月頃に、周辺施設・インフラなどスタジアムパーク全体の完成予定だ。

 整備される場所は、広島県広島市中区基町15(中央公園広場)ほか。敷地面積は、中央公園広場全体の約8万5600平方メートル。

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[文:サカノワ編集グループ]

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