【中国代表】帰化組3人を大抜擢!?「すごく良い」李霄鵬監督が記者会見で状態を明かす
オンラインによる試合前日の公式記者会見に臨んだ、中国代表の(左から)ウー・レイとリー・シャオポン監督(右)。協力:日本サッカー協会
監督交代後の初戦、W杯出場へ「一縷の望みがあり、全力で挑む」。
[カタールW杯アジア最終予選 第7戦] 日本代表 – 中国代表/2022年1月27日19:00/埼玉スタジアム
カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選、日本代表(SAMURAI BLUE)と対戦する中国代表のリー・シャオポン(李霄鵬)監督が1月26日、試合前日の記者会見に応じた。昨年12月のリー・ティエ(李鉄)前監督の電撃解任に伴い就任。前広州FCの指揮官にとって、代表チームを率いて臨む初の公式戦となる。
鍵を握るのが帰化選手だ。日本への直接合流となったブラジル出身のアロイージオとアラン、さらにイングランド出身のティアス・ブラウニングと3人の帰化選手がエントリーされている。一方、エウケソンは不在、フェルナンジーニョは家庭の事情により直前で帰国している。
直接来日の二人は25日に合流したばかり。その帰化選手たちの状態を問われたリー・シャオポン監督は次のように語った。
「すごくコンディションが良いです。フィジカル面、メンタル面ともに非常に良い状態にあります」
「(中国サッカー界は経済的にダメージを受けているようだが?)そのようにマイナスの影響をおっしゃいますが、中国経済は良い側面もあります。帰化した海外組の選手ははるばるこの戦いのために戻って来ました。このチームのために貢献したいと。私たちのチームを愛しているという気持ちが感じられます」
そのように太鼓判を押したのだ。
ただしグループリーグで現在6チーム中5位の中国は敗れれば、W杯出場権を自動的に獲得できる2位以内の望みが絶たれ、さらには3位以下が確定する可能性もある。
リー・シャオポン監督はあくまでも勝利へトライするスタンスを強調した。
「ベストを尽くし、これまでの全てを落とし込み、素晴らしい試合になることを願っています。結果はそれぞれの選手のその時の力に最大の力を発揮できるかに懸かってきます。ベストを尽くして、この対戦に臨みます」
「中国にとって一縷の望みがあります。捨てずに明日の試合、とにかく全力を尽くします」
またキャプテンのウー・レイは第1戦(中国は0-1で敗れる)で善戦したことを問われると、「過ぎ去ったことです。明日の試合だけに集中し、落ち着いて臨み、いい試合にしたいです」と静かに闘志を燃やしていた。
このナショナルマッチウィークでは2月1日、日本は再び埼スタでサウジアラビアと、中国はアウェーでベトナムと対戦する。
最新のFIFAランキングは、日本26位(アジア2位)、中国74位(同8位)。最終予選は、日本が4勝2敗(5得点・3失点)の勝点12で2位、中国は1勝2分3敗(7得点・11失点)の勝点5で5位
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[文:サカノワ編集グループ]