【横浜FM】大島秀夫監督を解任「クラブ全体に思いを浸透させられなかったことが悔しく無念」

横浜F・マリノス 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

2029年クラブW杯出場へ「現状のチームに変化が必要」と判断

 J1リーグの横浜F・マリノスは6月3日、大島秀夫監督との契約を解除し、特別大会「J1百年構想リーグ」終了をもって解任すると発表した。当初は2026-27シーズンまで契約を結んでいた。

 大島監督は群馬県出身の46歳。現役時代は横浜フリューゲルス、京都サンガF.C.、モンテディオ山形、横浜FM、アルビレックス新潟、ジェフユナイテッド市原・千葉、北海道コンサドーレ札幌、ギラヴァンツ北九州でプレーした。

 引退後は2017年から横浜F・マリノスのアカデミーで指導者としてのキャリアをスタート。ジュニアユース追浜コーチ、アシスタントコーチ、ヘッドコーチを歴任し、2025年6月からトップチーム監督を務めてきた。

 クラブは今回の決定について、2029年クラブワールドカップ出場という目標を見据え、「チームの成長をより速く、より確かなものとし、結果につなげていくためには、現状のチームに変化が必要」と判断したと説明している。

 大島監督はクラブを通じて次のようにコメントした。

「まずは、これまで支えてくださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。ファン・サポーターの皆さま、パートナー・スポンサーの皆さま、そしてホームタウンの皆さま、良い時も苦しい時も、クラブを信じ、熱い応援と温かいご支援を送り続けてくださったことに最大級の感謝をお伝えしたいと思います。本当にありがとうございました。

 そして、私自身が在籍した期間の中でクラブをもっと良い方向へ変えたい、さらに成長させたいという強い思いを持ち、全身全霊で取り組んできました。しかし、その思いをクラブ全体に浸透させることができないままこの場を離れることになったことは、言葉では表しきれないほど悔しく、無念でなりません。クラブの未来のために成し遂げたかったこと、実現したかったことがまだ数多く残っているだけに、その悔しさは今も強く胸に残っています。

 これから先、横浜F・マリノスが多くの人々に愛され、誇りに思われるクラブになってほしいと心の底から願っています。

 これまで関わってくださったすべての皆さまに、改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました」

 一方、鈴木健仁スポーティングダイレクター(SD)は、大島監督が2025年の厳しい状況下で監督を引き受け、J1リーグ残留という大きなミッションを達成したことに感謝を示したうえで、「横浜F・マリノスが再び国内で上位を争い、アジアで勝ち上がり、世界に挑むクラブになるため、新たな体制への移行が必要と判断した」と説明した。

 また、「結果は監督一人に帰するものではない」とし、ここ数年で解決し切れなかった課題や、戦い方と編成の整合性、クラブ全体の体制についても重く受け止めていると強調した。

 鈴木SDは「横浜 F・マリノスは、アタッキングフットボールをもう一度勝利につながるものにするために、J1 リーグで勝ち続けるための 戦い方をより明確にし、それを実現できる体制を整えてまいります」と、『アタッキングフットボール』へのこだわりにも言及している。

関連記事

【名古屋】長谷川健太監督の退任時、コメントはわずか2行…

【大宮】宮沢悠生監督を解任、コーチ陣も最終戦後に退任へ

【徳島】ゲルト・エンゲルス監督を解任「おそらく監督として最後の仕事に」