【北中米W杯】チュニジア代表ルナール新監督のスピーチ全文「日本戦だけに集中しよう。そこで流れは変わる」

選手たちへスピーチを行ったチュニジア代表のルナール新監督。チュニジアサッカー連携の公式フェイスブックより

練習では「まずゴールを決めよう」と強調。その1点で一変させる覚悟――

[北中米W杯 GS第2戦] 日本 – チュニジア/2026年6月21日13:00(現地20日)/エスタディオ・モンテレイ

 FIFA北中米ワールドカップ(北中米W杯)グループステージF組第2戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)はチュニジア代表と対戦する。

 スウェーデンとの第1戦で1-5の大敗を喫したチュニジアは、サブリ・ラムシ前監督が解任されて、エルヴェ・ルナール新監督が就任。前サウジアラビア代表指揮官であり、記者会見では「日本とは何度も対戦して、よく知っている」と不敵の笑みを浮かべた。

 また、チュニジアサッカー連盟は、ルナール監督がチュニジア代表の選手たちに行った最初のスピーチの模様を公開。新指揮官は「さあ、前を向こう。サッカーの世界では立ち止まっている時間なんてない。もう一度気持ちを切り替えなければならない。今つらいのは分かっている。ここに来ても足取りが重い。いつも以上に重く感じるだろう。頭の中が痛いほど悔しいからだ。私たちも選手としてプレーしてきたから、その気持ちはよく分かる」と理解を示したうえで、「だが、プロである以上、立ち上がらなければならない。今は日本戦だけに集中するんだ」と強調している。

「その先のことは問題じゃない。大事なのは日本戦に向けて集中し、覚悟を決めることだ。それが鍵になる。みんな分かっているはずだ。この一歩を踏み外してはいけない。この壁を乗り越えなければならない。

 君たちが着ているのは代表のユニフォームだ。ここまで応援に来てくれた人たちがいることを忘れるな。彼らが君たちを応援するために、どれだけのお金を使ってここまで来たか分かるか?

 こういう話は何度も聞いてきただろう。『またその話か』と思うかもしれない。だが、これは事実なんだ。もしも今日このまま帰国したら、何が起きるか分かっているだろう。みんな分かっているはずだ。

 そうだ。国中が怒りに包まれる。それは当然のことだ。

 だが、私たちは今、ワールドカップの舞台にいる。だからこそ奮い立たなければならない。これは本当に素晴らしい大会なんだ」

 そしてルナール監督は、テレビの前でこの大会を見ていた。まさかの展開である。だからこそ、夢舞台であり、とにかく覚悟を固めて戦うべきだ――と改めて訴える。

「私は1か月前に大きな挫折を味わい、テレビの前からこの大会を見ていた。だからこそ分かる。画面越しに見るのと、この舞台に立つのとでは全く違う。君たちには想像もできないだろう。

 だからこそ、今ここにいられる人生の幸運を噛みしめてほしい。

 さあ、みんな。日本戦だ。そこで流れを変えよう。本来の姿に戻そうじゃないか」

 練習では、とにかくまず1点――ゴールを奪い切ることを強調している。その1ゴールで、流れは一変するはずだと。

 日本は球際のバトルで上回り、試合の主導権を握って、逆にゴールを奪い切っていきたい。

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