【浦和L】安藤梢が双方合意で契約終了。大ケガから復活、現役続行へ「選手としてピッチに立ち、自分を表現することを追い求めたい」

浦和の安藤梢。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

2011年女子W杯優勝メンバーであり、浦和レディースのレジェンドが――

 WEリーグの三菱重工浦和レッズレディースは6月29日、元なでしこジャパンのFW安藤梢と双方合意のうえ、2025-26シーズンをもって契約を終了すると発表した。

 1982年7月9日生まれの安藤は、さいたまレイナスFC時代から国内では浦和一筋でプレー。2009年からドイツのデュイスブルク、フランクフルト、エッセンで活躍したあと、2017年に復帰した。WEリーグでは二度の優勝、2022-23シーズンにはMVPを受賞。日本女子代表(なでしこジャパン)の一員として2011年FIFAドイツ女子ワールドカップ優勝も経験している。

 2024年1月の皇后杯準決勝で大ケガを負ったものの、不屈の精神で復帰。レッズレディースでは公式戦通算292試合・127得点を記録し、クラブの黄金期を支えた。

 安藤はクラブを通じて、次のようにコメントしている。

「このたび、三菱重工浦和レッズレディースを離れることとなりました。

 さいたまレイナスFCの時代からこれまで本当に長い間、たくさんのサポートをいただき、ありがとうございました。

 このクラブを想うとき、いつも、このクラブに関わる多くの選手やスタッフ、そしてチームを支えてくださったすべての皆さんが、それぞれの人生を懸けて闘ってきた姿が頭に浮かびます。

 胸に刻まれた5つの☆には、タイトルの数だけでなく、これまでクラブを愛し、支え、闘い続けてきたすべての人たちのたくさんの覚悟と想いが積み重なっています。そうしてこのクラブがここまで大きくなったことを、私は心から嬉しく、そして誇りに思います。その歩みの一員として、皆さんと共に闘った日々は、私にとって何ものにも代えがたく、感謝の気持ちは言葉では言い表せません。

 皆さんと共に心の底から喜んだゴールの瞬間、勝利の瞬間、そして優勝の瞬間。そのすべてが、私の心に残っています。

 ドイツへ渡るとき、国立競技場で皆さんからかけていただいた『絶対帰ってこいよ』という言葉が、今でも忘れられません。その言葉があったからこそ、私は再びこのクラブに戻ってくることができました。

 これまでの先輩方や仲間の想い、そして自分自身の経験を若い選手たちに伝えていくことが役割の一つと思っていました。しかし、気がつけば、後輩たちの成長する姿に刺激を受け、私自身も成長させてもらっていました。

 その日々が本当に楽しく、大きな原動力となり、ここまで現役を続けてくることができています。

 これまでのサッカー人生を振り返ると、挑戦の連続でした。そして今回も、自分らしく前を向いて、新たな環境でチャレンジする決断をしました。

 年齢はただの数字。選手としてピッチに立ち、自分を表現することを追い求めたい。

 私にとってサッカーは『修行』であり、新たな環境でも自分らしく学び続け、サッカー人としての歩みを極めていきたいと思います。

 これからも温かく見守っていただけると嬉しいです。

 また、会いましょう!」

 また、浦和の田口誠社長は、「安藤選手が歩んできた軌跡は、さいたまレイナスFCから浦和レッズレディースへと続くクラブの歴史そのものです。その歴史は、これからもクラブの誇りとして語り継がれていきます」と感謝を示したうえで、「新たなステージでも、安藤選手らしく輝き続けることを心より願っています」とエールを送っている。