ナーゲルスマン解任の場合、クロップがドイツ代表の新監督「有力候補」。その噂に本人が言及

北中米W杯で解説を務めるユルゲン・クロップ氏。写真:ロイター/アフロ

レッドブルとの契約解除条項も報じられてきたなか――

 FIFA北中米ワールドカップ(北中米W杯)の決勝トーナメント(ラウンド32)でドイツ代表はパラグアイ代表との激闘の末、PK戦での敗退が決まった。

 前回カタールW杯では、日本代表に敗れるなどグループステージで終わった。今大会はグループ2勝1敗の首位で突破した。しかし、トーナメント初戦で姿を消すことになった。

 2028年のEUROまで契約を結ぶユリアン・ナーゲルスマン監督の進退問題が再び注目を集めるなか、ユルゲン・クロップ氏の待望論が浮上している。

『スポーツ・バイブル』は7月1日、『テレグラフ』の情報を引用し、ドイツサッカー連盟(DFB)がナーゲルスマン監督を解任した場合、現在レッドブル・グループでグローバルサッカー部門責任者を務めるクロップ氏が代表監督就任へ「前向きだ」であり、有力候補だと報じた。

 一方、ナーゲルスマン監督は試合後、「私は辞任しない。DFBが続投を望むなら続ける。ただ、この世界がどういうものかは分かっている。多くの人が私の退任を望むだろう」と語り、自ら身を引く考えはないことを強調した。

 さらにドイツ人指揮官は「今ドイツでアンケートを取れば、私に好意的な意見は少ないだろう。この大会で国民が喜べるようなものを示せなかった」と、厳しい現状も受け止めている。

 一方、敗戦後にドイツのテレビ局『MagentaTV』で解説を務めていたクロップ氏にも、代表監督就任の可能性について質問が飛んだ。

 リバプールFC退任後はピッチから離れているクロップ氏は「まだそのことについて考えたことはない。代表監督の話になると、私の名前が挙がることは理解している。ただ、今それについて話すタイミングではない。言うことは何もない。私は今、とても充実した仕事をしている。私の知る限り、それはパートタイムの仕事ではない」と語り、現時点ではレッドブルでの職務に集中する考えを示している。

 2014年にワールドカップ優勝を果たしたが、その後の世代交代を経てドイツ代表は低迷期にある。現地メディアでは、ドイツ代表監督就任であればレッドブル・グループとの契約を解除できるという条項があるとの見方も報じられてきた。

 クロップ待望論が強まるのは必然な状況とも言える。ドイツ代表はEURO、W杯での優勝が目標であるだけに、いずれにせよDFBには何かしらの打開策が求められる。

 もっとも、現時点でクロップ本人はレッドブルでの仕事に集中する姿勢を崩していない。

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