「日本代表に入り、次のW杯を目指す」浅野拓磨が広島復帰会見。ジャガーポーズは「変えてもいいかな(笑)」その理由とは!?

浅野拓磨 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

加入決定までの経緯を説明。「チームを優勝に導くのは絶対条件」

 J1リーグのサンフレッチェ広島は7月3日、元サッカー日本代表FW浅野拓磨(Takuma ASANO)の加入記者会見をエディオンピースウイング広島で行った。10年ぶりの古巣復帰となった32歳のストライカーは、「日本代表に入り、次のワールドカップを目指す」と力強く宣言。「このチームを優勝に導くのは絶対条件」とタイトル獲得への決意も口にした。

 浅野は冒頭、「サンフレッチェ広島には10年ぶりに帰ってきました。これまで経験したものを、このクラブに還元できるように、そして歴史ある広島のために全力で頑張りたい」と挨拶した。

 今回の復帰については、「今日は正直に全部話そうと思っています」と切り出し、当初は日本復帰を考えていなかったと言い、そこからの気持ちの変遷を辿っていった。

 過去2シーズンはスペイン1部RCDマジョルカでプレーし、「シーズンが終わってからも正直、日本に帰る気持ちはありませんでした。もっと自分の夢や目標に向かってチャレンジしたいと思っていました」と振り返る。

「ヨーロッパでできる環境があれば、できるだけ長くプレーしたいという覚悟を持って広島を旅立った。その気持ちは一度も忘れたことがなかった」

 そのため、広島の強化担当者がマジョルカまで足を運んだ際、「来てもらってうれしいですが、僕の気持ちは変わりませんと代理人にも伝えていました」と当初の心境を明かした。

 しかし、その熱意が心を動かした。

「広島さんの熱い気持ちや期待をすごく感じました。その話を聞いた時に、案外気持ちって変わるものなのかな、と感じました」

 とはいえ5大リーグからのJリーグ復帰は、珍しいケースである。決断は容易ではなかったという。

「シーズンが終わってからも、日本に帰るべきなのか、もっとヨーロッパでやるべきなのか、本当に悩みました。答えが見つかったというより、最後は自分で決断したという感覚です」

「広島を選ぶということが、自分の中では何よりもチャレンジだと感じました。今回が一番難しい決断でした」

 背番号はプロデビュー時と同じ「29」を選んだ。「広島で最初につけた番号です。当時は『2+9=11』で11番を目指す意味がありました。初心に戻り、もう一度一から頑張るという意味も込めました」と説明した。

 新本拠地エディオンピースウイング広島については、「このスタジアムでプレーしたいという思いはずっと持っていました。たくさんのサポーターと一試合でも多く喜びを分かち合えるように、とにかく全力でプレーするだけです」と笑顔を見せた。

 そして、日本代表への思いも明言した。

「日本に帰ってきたことで、一つの挑戦が終わった、日本代表を諦めたと思われるかもしれません。でも、僕がここに戻ってきた理由は、もう一度日本代表のピッチに立つためですし、何より自分自身が今より成長するためです」

 続けて、「日本代表、次のワールドカップももちろん目指しています。そのためにこのチームに戻ってきました」と断言した。

 さらに、「21歳で海外へ行き、今年32歳になりますが、気持ちは広島を旅立った21歳のままです。ベテランという感覚もありません。若い選手たちと同じように成長に向かってやっていくだけです」と語り、年齢に関係なく成長を追い求める姿勢を強調した。

 最後にクラブの目標について問われると、「帰ってきた意味として、このチームを優勝に導くというのは絶対条件だと思っています。優勝を目指して、今日から頑張るだけです」と力を込めた。

 ゴール後の代名詞でもある「ジャガーポーズ」については、「あまりかっこいいものではないので変えてもいいかなと思っています(笑)。でも求めてくれる人がたくさんいるので、ゴールを決めたらやってしまいます。この地でも、今まで以上にたくさんゴールを決めて、ジャガーポーズができるよう頑張りたい」と、率直な想いを吐露した。