RB大宮は!? クロップ退任後のレッドブルグループはどうなる? ライプツィヒ女性CEOの見解は…

RBライプツィヒのチームバス。(C)SAKANOWA

「インテンシティこそ私たちのアイデンティティ」、哲学は不変。

 FIFA北中米ワールドカップ(北中米W杯)でのドイツ代表の早期敗退を受けて、ユリアン・ナーゲルスマン監督は退任し、後任にはユルゲン・クロップ氏の就任が決定的となった。

 クロップ氏はレッドブルのグローバル・サッカー部門責任者を務め、RB大宮を含めた世界進出の旗頭となってきた。ドイツ代表監督に復帰する場合は退任が認められる条項があったとも言われるが、この待望論の熱烈な勢いに、レッドブルグループも乗ったと言える流れだ。

 クロップ氏はドイツサッカー連盟(DFB)と、まず2030年のワールドカップまで締結する見込みだ。現在はレッドブルのオリバー・ミンツラフCEOとDFBの最終協議が行われているという。

 そうしたなか、RBライプツィヒのスポーツCEOマルセル・シェーファー氏とクラブCEOタチアナ・ヘーニ氏が、ユルゲン・クロップ氏の退団が濃厚となったレッドブル・グループの今後について、それぞれの見解を語った。

 クロップ氏は今夏、ライプツィヒの監督交代にも深く関わった。オーレ・ヴェルナー前監督の退任を主導し、後任にマルティン・デミチェリス監督を推薦したと報じられている。

 そのクロップ氏の退団について、シェーファー氏は「もはや大きな秘密ではない。話し合いは、おそらく良い方向へ進むだろう」と、事実上、交渉を認める発言をした。一方、後任人事については「ユルゲンの後任が誰になるかは、私たちのテーマではない。これまでも議論を重ね、時には意見を戦わせながら決断してきた。それは今後、どのような体制になっても変わらない」と強調し、組織としてクラブ運営を継続できるとの考えを示した。

 また、今年1月にクラブ初の女性CEOとして就任したヘーニ氏も「驚いてはいない」と冷静に受け止めている。

 「ダイナミズムはこのビジネスの一部。予想外のことが突然起こるものですが、それに備えるのも私たちの仕事です」

 さらに、「ユルゲン・クロップは私たちにとって、一種のアドバイザーでした。多くの話をし、プロジェクトをサポートしてくれました。ただ、彼が去ることによる影響はRBライプツィヒには間接的なものです。ユルゲンがいても、いなくても、私たちは同じように仕事を続けていきます」と語り、後任を急いで決める必要もないとの見解を示した。

 レッドブル・グループにはRBライプツィヒ、RBザルツブルク、ニューヨーク・レッドブルズ、ブラガンチーノなどに加え、日本ではRB大宮アルディージャも加わっている。グループ全体のスポーツ戦略を統括し、世界中へのPRやブランディングのうえでも大きな存在だったクロップ氏の退任は大きな転機となる。ただ、ライプツィヒ首脳陣は「組織として継続性は揺るがない」との姿勢を強調している。

 クロップが一貫して訴えたのが「インテンシティこそ私たちのアイデンティティ」。サイドを活用した強度の高いハイプレスは、レッドブルグループのスタイルとして確立されてきた。その哲学のもと、RB大宮アルディージャもJ1昇格を目指す戦いを続けていく。

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