なぜ中村敬斗のアヤックス移籍は決まらないのか? その理由は…ライバルとも交渉中か

中村敬斗 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

本人は移籍に前向き。ウルグアイ代表FWも「有力候補」

 フランス2部スタッド・ランスのサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)FW中村敬斗(Keito NAKAMURA)の獲得を検討しているオランダ1部アヤックス・アムステルダムが、左ウイングの補強に向けて複数の候補と接触している。移籍市場の最終盤を迎え、中村を含めた候補者の絞り込みが進んでいるようだ。

 オランダ『フットボール・プレミア』は8月28日、複数の情報筋から得た情報として、アヤックスが中村の代理人サイドにすでに接触したと報じた。中村本人もアヤックス移籍に前向きだという。一方、ジョルディ・クライフ・テクニカルディレクター(TD)は、この段階ではランス側に接触していないとされていた。ランスは移籍金1500万ユーロ(約27億円)を要求しているという。

 その後、アヤックスの補強を巡る状況も明らかになってきた。

 オランダ『テレグラフ』のアヤックス番マイク・フェルウェイ記者によると、クラブは新たな左ウイングの獲得へ「4、5人の選手と接触している」という。中村だけに絞らず、複数候補を並行して検討しているのだ。

 その有力候補として名前が挙がっているのが、メキシコ1部クラブ・アメリカに所属するウルグアイ代表FWブライアン・ロドリゲスだ。ESPNもアヤックスが26歳のアタッカーを「重要な候補」と位置付けていると報じている。要求額は1200万ユーロ(約22億円)前後とされるものの、アヤックスはそれを下回る条件での獲得を目指しているという。

 移籍金だけを見れば、ロドリゲスは中村より約5億円も安い。ただし中村は2019-20シーズンにFCトゥウェンテでプレーしており、オランダでの経験がある。2026年ワールドカップではオランダ代表戦でゴールを決めたことも、現地で改めて紹介されている。

 アヤックスは移籍市場が閉まるまでに左ウイングを補強する方針で、中村もその最終候補に残っていると見られる。中村は開幕からメンバー外が続いており、昨夏に続きトップリーグへの移籍を目指している。アヤックスがランスとのクラブ間交渉に踏み込むのか。それとも別の候補を選択するのか――。

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