日本代表の森保監督も冷や汗「試合に間に合わないかなと思った」
日本代表の森保一監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
大渋滞のなか、最後は警察の先導で会場入り。ベネズエラ代表戦はドローに終わる。
[キリンチャレンジカップ] 日本 1-1 ベネズエラ/2018年11月16日/大分銀行ドーム
日本代表は酒井宏樹が国際Aマッチ49試合目にして初ゴールを決めたが終盤にPKで追いつかれ、ベネズエラ代表と1-1で引き分けた。森保一監督の就任から続いた連勝は「3」でストップ。それでも無敗はキープした。20日にはキルギス代表と豊田スタジアムで対戦する。
大分自動車道での大渋滞により森保監督らスタッフと選手を乗せたバスが大分銀行ドームに到着したのは、試合開始41分前の午後6時49分だった。そこからすぐに支度をして臨んだとあって、準備不足はやはり否めなかった。
それでも森保監督は試合後、「選手たちが今日はあまりウォームアップもできない状況のなかでも最善の準備をしてくれて、先制点を奪うことができました」と労をねぎらいつつも、「そのあとのチャンスで追加点を奪って勝ち切りたかったですが、そこが課題。しっかり勝ち切ることを考えていきたい」とテーマを挙げた。
さらに次のように、この日の渋滞についても触れた。
「今日我々を応援しに来てくれたサポーターの方々に、勝利をお届けできなかったことがとても残念です。ホテルからスタジアムに来る間、とても渋滞していて、試合開始にも間に合わないかなと思っていたところ、大分の警察の方が先導してくれました。おそらくサポーターの多くの方が試合に間に合わなかったと思いますが、道を空けて私たちに譲ってくださって今日試合ができたこと、尽力してくれた方々に感謝したいと思います。ありがとうございました」
そのように、道中のサポーターへの感謝を惜しまなかった。次はキルギス戦。日本代表にとって今年最後の試合になり、1月のアジアカップに向けた試金石にもなる。
「勝利を目指し、皆さんに、サポーターの皆さんに喜んでもらえるように、準備していきたいと思います」
指揮官はそのように抱負を語った。中3日で迎える試合は、果たしてどのようなメンバーで臨むのか。国内組中心となれば、もしかすると……ついに3バック採用もあるのか? 楽しみだ。
文:サカノワ編集グループ