【鹿島】徳田誉が喜びを爆発させた2ゴール「昨年外してしまって、苦しい思いがあった。感情がちょっと爆発した」。ACLジェッツ戦からの再スタート
ジェッツ戦で2ゴールを決めた鹿島の徳田誉。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
2025年G大阪戦でPKを外したメルスタで、約2年ぶりのゴール。「誉コール」にも応える
鹿島アントラーズのFW徳田誉が9月15日にメルカリスタジアムで行われたAFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)エリート第1戦のニューカッスル・ジェッツ戦で2ゴールを決めて、7-0の大勝スタートに導いた。
徳田にとって、特別な価値のあるゴールとなった。
2025年10月5日のJ1リーグ第33節のガンバ大阪戦、スコアレスで迎えた後半アディショナルタイムにPKを獲得。すでに鈴木優磨とレオ・セアラがベンチに退いていたなか、18歳のストライカーがキッカーに名乗りを挙げ、鬼木達監督もその背中を押した。しかし、優勝争いの行方を左右しかねない一本を外し、試合はスコアレスドローに終わった。
もちろん今となっては、そのドラマを含め、まさに全員の力が相乗効果を生んでいったからこそ、リーグ制覇を成し遂げられたと言える。
とはいえ、徳田自身は気が気でなかった。そのシーズンの36節・横浜FC戦でもゴールネットを揺らしたが、VARの介入後に取り消された。
以降はゴールが遠ざかった。そして今季開幕から出場機会も限られていたなか、ここ最近になり、先発のチャンスが巡ってきた。
この日はチャヴリッチとの2トップ。“チャッキー”がハットトリックを達成するなかで、徳田も2ゴールを記録した。
1点目はカットインからコースを突いた一撃だった。しっかりとゴールネットが揺れるのを確認し、ホッと安堵の笑みを浮かべると、ゴール裏のサポーターへガッツポーズを作り、ユニフォームのエンブレムを示した。
「去年、このスタジアムで大きな舞台で外してしまって、自分の中でもすごく苦しい思いがありました。このスタジアムで絶対決めてやろうという思いはずっとあって、約1年ぶりにゴールを決めることができました。1点目はすごく嬉しかったし、感情がちょっと爆発した部分があったかなと思います」
メルカリスタジアムでのゴールは、2024シーズンの30節サンフレッチェ広島戦(△2-2)以来、約2年ぶりだった。スタジアム全体が徳田のゴールを期待している――そんな雰囲気にも包まれていた。得点を奪うまでスタンドからは何度も「誉コール」が響いた。
「すごく自分の名前を呼んでくれて、すごく期待されているなというのが分かりましたし、より決めてやろうという思いは強くなった部分もあるかなと思います」
小学生時代、鹿島がACL優勝を果たした2018シーズンの準決勝、0-2から大逆転した水原三星ブルーウィングス戦をスタジアムで観戦していた。初めて立つアジアの舞台、徳田は「昨日からワクワクして、早くやりたいという感覚でした」と心待ちにしていた。
ACLエリートのタイトルは、チームとして目標に掲げている。今後はさらに強い相手との対戦になると見据え、「自分を含めてチームとして一つひとつ勝っていきたい。タイトルを取るために、やっていきたい」と語った。
さっそく2得点・1アシストを記録した。徳田の大会――になるかもしれない。
もちろん、チーム内の争いは熾烈だ。勢いに乗って、19日の川崎フロンターレ戦から再びゴールと勝利を狙う。
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