【クラブW杯】2029年大会は再びアメリカ開催か? 日本勢のACLがスタート、FIFA「48クラブ制」検討。鹿島、神戸、柏、京都、G大阪が挑戦
クラブW杯のトロフィー。(Photo by Eva Marie Uzcategui - FIFA/FIFA via Getty Images)
米国、ブラジル、スペイン、モロッコなど開催に関心。現時点で7クラブが出場権獲得
新方式となったFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)の次回大会は2029年に開催される予定だ。開催国や大会方式は、まだ正式に決まっていない。海外メディアでは、アメリカでの再開催案が何度か報じられている。
イギリス紙『ガーディアン』は7月時点で、アメリカ側が2029年大会の招致についてFIFAと協議していると報じた。2025年大会に続き2大会連続で開催し、2026年ワールドカップで生まれた商業的な勢いを維持する狙いがあるという。
同紙によると、正式な招致手続きの詳細は明らかにされていない。ただ、FIFAもスポンサーや放映権市場の規模を踏まえ、アメリカ開催を有力な選択肢の一つと捉えているとされる。開催地の決定は2027年になる可能性があるという。
一方、当初は2030年ワールドカップを共催するスペインとモロッコが「本命視」されていた。両国にポルトガルを加えた3か国が翌年に開催されるワールドカップのホスト国であるため、その“プレ大会”として開催するという構想も伝えられている。
一方、招致に動いていたのがブラジルだ。ブラジルサッカー連盟は2025年6月、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に開催への関心を正式に伝え、2026年1月にもその意向を改めて示したと『ESPNブラジル』が報じていた。
そのほか、カタール、メキシコ、オーストラリアとニュージーランドなども候補に挙がってきた。
FIFAは2029年大会の開催国を発表していない。戦争や紛争の影響も少なからずあり、発表は来年になると見られる。
大会方式も流動的だ。
FIFAが公表した2027-30年の予算資料には、2029年大会を32クラブで開催する前提が示されている。一方、『ガーディアン』は、FIFAが48クラブへの拡大や、同一国・リーグから出場できるクラブ数の上限緩和を検討していると報じた。さらに4年に一度の開催周期を短くする案も取り沙汰されている。
出場権争いは、すでに始まっている。
FIFAの公式情報などによると、現時点で出場権を獲得しているのは、パリ・サンジェルマン(フランス)、アル・アハリ・サウジ(サウジアラビア)、ピラミッズFC、マメロディ・サンダウンズ(以上アフリカ)、クルス・アスル、トルーカ(以上メキシコ)、フラメンゴ(ブラジル)の7クラブだ。
アジアでは、2024-25シーズンのAFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)エリートを制したアル・アハリ・サウジが、最初の切符を手にしている。同クラブは翌2025-26シーズンも連覇しており、同一クラブが複数シーズンを制した場合に生じる枠の行方も注目を集めている。
そして、2026-27シーズンのACLエリートがいよいよ開幕する。
大会は9月14日にスタート。日本勢は15日から初戦に臨む。鹿島アントラーズ、ヴィッセル神戸、柏レイソル、京都サンガF.C.に、プレーオフを突破したガンバ大阪を加えた5クラブがリーグステージに出場する。
2029年大会が、浦和レッズの出場した2025年と基本的に同じ方式を踏襲する場合、ACLエリート制覇が、まずクラブワールドカップへの最も明確なルートになる。
一方、優勝クラブの重複によってランキング枠が設けられれば、まず東地区を勝ち上がる(決勝進出)など、より上位に勝ち上がることも重要になる。
各国トップクラブと対戦できるクラブW杯は、Jリーグ勢にとっては貴重な機会となる。まだ不確定要素が多いものの、その挑戦権をつかむため、日本勢のアジア頂点を目指す戦いが始まる――。
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