最寄り駅“徒歩1時間”「熊に注意」。宮城でのサッカー日本代表戦、4.4万人盛況も帰宅時の大混乱で阿鼻叫喚
キューアンドエースタジアムみやぎ 写真:アフロ
天気に恵まれたのが救いに
[キリンチャレンジカップ2026]日本代表 3-1 ウルグアイ代表/2026年9月24日19:05/キューアンドエースタジアムみやぎ
サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が9月24日、キューアンドエースタジアムみやぎでウルグアイ代表に3-1の勝利を収めた。チケット完売となった4万4070人の大観衆が詰めかけた一方、試合後の会場周辺では大渋滞やタクシー待ちなど、アクセスをめぐる大混乱が起きた。SNSでは利府から抜け出す難しさを訴える声が相次いだ。
試合後には、利府周辺の道路で渋滞が発生。「夕方に利府を通ったら、大渋滞だった」「普段はスイスイと行く道なのに」といった投稿が見られた。
また、スタジアム周辺ではタクシーを待つ長い列ができたとの報告もあり、「日付が変わるまでに帰れそうにない」といった声も上がった。
一方、イオンモール利府の臨時駐車場に車を止め、スタジアムまで歩いて向かったという観戦者もいた。試合後も駐車場まで約1時間歩いたというが、スタジアム周辺では車が動かなくなるなど混雑が発生するなか、「思っていたよりもスムーズだった」と振り返っている。
キューアンドエースタジアムみやぎから利府駅方面へ徒歩で戻る場合、山道を下ることになる。周辺には沢もあり、「クマに注意」と記された立て看板を見かけたこともあった。
地元では熊の目撃情報もあり、夜間に徒歩で移動する場合には、普段の生活とは異なる警戒も必要となる。
4万人を超えるビッグイベントでありながら、最寄り駅とのアクセスや試合後の交通手段には今なお大きな課題を残す。今回もSNS上では、試合そのものだけでなく、帰宅までの「利府脱出」に苦労したという声が目立った。
キューアンドエースタジアムみやぎでの日本代表戦は、2019年以来7年ぶりだった。前回はエルサルバドル代表と対戦し、日本が2-0で勝利した。この試合では、当時18歳だった久保建英が途中出場し、日本代表デビューを果たしている。
この宮城開催には、各都道府県サッカー協会への配慮や、ワールドカップ開催地のスタジアムを活用する意味もあるとみられる。一方、普段活用されていないスタジアムなだけに、選手やスタッフにとっても移動を含めた負担は決して小さくなかった。
今回は天候に恵まれたことが幸運だった。仮に大雨や強風などの荒天となっていれば、観客の移動や試合後の交通事情はさらに厳しいものになっていたに違いない。
2002年の日韓ワールドカップ開催から24年が経った。その間、日本サッカーを取り巻くスタジアム環境も変化してきた。
広島では街中にエディオンピースウイング広島が誕生するなど、サッカー専用スタジアムを都市の中心部に整備する動きも広がっている。
4万4070人を集めた今回の日本代表戦は大いに盛り上がった。ただ時代の移り変わりとともにニーズは変わり、施設の老朽化もまた否めない。ビッグイベントの開催だけでなく、普段からどう利活用していくのか。日本サッカー協会も加わり考えていく、そんなタームに突入しているのかもしれない。
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